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令和5年度福岡県消費生活センターにおける消費生活相談の概要
~化粧品等の定期購入トラブルが多数、SNSが関係する相談が過去最多~
福岡県消費生活センターが、令和5年度に受け付けた消費生活相談の概要を、次のとおり取りまとめましたので公表します。
1 対象期間
令和5年4月1日から令和6年3月31日まで
2 令和5年度福岡県消費生活センターにおける消費生活相談の特徴
(1)相談件数等の状況
相談件数は10,267件で、前年度に比べ136件の減少(対前年度比1.3%の減少)となっています。
※福岡県及び市町村に寄せられた相談件数は49,205件で、前年度に比べ229件の増加(対前年度比0.5%の増加)となっています。
(2)年代別相談状況
相談件数を年代別でみると、70歳以上からの相談件数が一番多く、次に50歳代、60歳代の順となっています。
年代別に商品等分類別で最多となったのは、17歳以下は「インターネットゲーム」、18~19歳及び20歳代では「エステティックサービス」、30歳代では「不動産貸借」、40歳代以上の各年代では身に覚えのない請求やクレジットカード不正利用など商品が特定できない「商品一般」でした。
(3)相談の傾向
(1)インターネット通販に関する相談割合が大きい
相談状況を販売購入形態別にみると、「通信販売」に関する相談が3,891件と最も多く、そのうち2,792件(71.8%)が「インターネット通販」に関する相談となっています。19歳以下では、全相談件数の約半数がインターネット通販によるものでした。
(2)定期購入に関する相談が依然として多い
定期購入に関する相談は1,017件で、前年度に比べ120件減少したものの、依然として多く寄せられています。「1回だけのつもりで購入したら定期購入になっていた」などの内容で、特に化粧品や健康食品に関する相談が8割以上を占めています。
(3)SNSが関係する相談が過去最多
SNSが関係する相談は、過去最多の809件で、前年度に比べ169件増加しました。SNS広告による定期購入や偽サイトのトラブル以外にも、「簡単に稼げる副業と誘われ、高額な情報商材を契約してしまった」、「絶対に儲かると誘われ、多額の投資をしたが、出金できない」といった相談が寄せられています。
(4)点検商法に関する相談が増加
相談件数としては多くないものの、点検商法に関する相談が前年度の約2.2倍(R4年度:31件→R5年度:69件)と急増しました。「給湯器や屋根などを無料で点検すると言って、突然業者に訪問され、不安を煽られて高額な契約をしてしまった」といった相談が寄せられています。
3 令和5年度消費生活相談の具体的事例
◆商品やサービスの取引などに関し、不審に感じたり、困ったときは、福岡県消費生活センターに相談してください。
◆県消費生活センターホームページでは、注意喚起のパンフレットの掲載や動画の配信を行っています。是非御覧ください。
TEL 092-632-0999 所在地 福岡市博多区吉塚本町13番50号 福岡県吉塚合同庁舎1階 【相談時間】月~金曜日 9時~16時30分 日 曜 日 10時~16時(電話相談受付のみ) ※祝祭日、年末年始除く ※メール相談は随時受付。メール相談受付の専用フォームを、福岡県消費生活センターホームページ https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/shouhiseikatsu.html に掲載 |
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