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直方市の「高取焼(やき)内ヶ磯窯」で合同窯焚きが行われます~作陶家ら10名が福岡藩の「織部高取」を再現~

発表日:2024年6月24日 14時00分 印刷
担当課:
文化振興課
直通:
092-643-3382
内線:
2841
担当者:
担当課:
観光政策課
直通:
092-643-3454
内線:
3698
担当者:
西山

 「高取焼」は令和6年3月26日付けで県知事指定特産工芸品に指定され、黒田藩の御用窯として盛況をみせた遠州七窯の一つです。

 直方市は高取焼発祥の地として知られており、中でも、江戸時代初期に開窯された古高取の内ヶ磯窯で焼かれ、安土桃山時代を代表する武将茶人・古田織部が好んだ「織部高取」は、大胆で自由な気風が特徴です。

 7月19日(金曜日)から27日(土曜日​)まで、直方市を拠点に地元発祥の「古高取焼」を研究する「九州桃山茶陶研究会」の主催で、「織部高取」を再現する「合同窯焚き」を行います。

 会の呼びかけに応じた10名の作陶家らが、「内ヶ磯窯」跡の周辺で採取された粘土を使用し、当時焼かれた「織部高取」をテーマに、復元や現代風にアレンジした作品を一人12点ずつ持ち寄って窯入れします。

 合同窯焚きは見学可能です(無料)。ぜひ、会場に足をお運びください。

1 日 時

 ・釉薬掛け(※1)令和6年7月19日(金曜日)10時から 

 ・窯詰め(※2) 令和6年7月19日(金曜日)12時から7月21日(日曜日)

 ・窯焚き(※3) 令和6年7月22日(月曜日)15時から7月23日(火曜日)

 ・窯出し(※4) 令和6年7月27日(土曜日)10時(予定)

 ※1…素焼または乾燥させた生素地の作品の表面に釉をほどこすこと。

 ※2…成型、乾燥させた作品を窯に詰める作業のこと。

 ※3…作品に降りかかった薪の灰が溶けない温度でしばらく焚き続け、
    その後に温度上昇させて作品に積もった灰を溶かし流すこと。

 ※4…作品を焼きおえて窯から取り出すこと。

2 場 所

 高取焼内ヶ磯窯(直方市上頓野通り谷1811-7)

3 参加者(作陶家ら10名)

 ・友枝(ともえだ) (かん)(すい) 氏(高取(たかとり)(やき)内ヶ(うちが)()(がま)(直方市))=今回の合同窯焚きの会場

 ・長沼(ながぬま) 武久(たけひさ) 氏(辰巳(たつみ)(がま)(東峰村小石原))

 ・郷原(ごうはら) (よし)(なり) 氏(陶房(とうぼう)郷原(ごうはら)(北九州市門司区))

 ・加藤(かとう) 高宏(たかひろ) 氏((すい)松園(しょうえん)(名古屋市)*唐九郎陶芸記念館館長)

 ・高取(たかとり) 周一郎(しゅういちろう) 氏(高取八仙(たかとりはっせん)(がま)(東峰村小石原))

 ・高取(たかとり) 春慶(しゅんけい) 氏(高取(たかとり)(やき)宗家(そうけ)(東峰村小石原))

 ・高取(たかとり) 由布子(ゆうこ) 氏(高取八仙(たかとりはっせん)(がま)(東峰村小石原))

 ・()(えだ) 将司(まさし) 氏(陶房(とうぼう)郷原(ごうはら)(北九州市門司区)の後継者)

 ・小山(こやま) (わたる) 氏(桃山(ももやま)(ちゃ)(とう)研究家(けんきゅうか)(直方市))*魅惑の「織部高取」の著者

 ・母里(ぼり) 聖徳(きよのり) 氏(鉄鋼(てっこう)彫刻家(ちょうこくか)(嘉麻市))*黒田長政に仕えた母里太兵衛の末裔

4 完成作品の寄進・展示

 ・寄進
  黒田長政の菩提寺である崇福寺(福岡市博多区)に寄進
  ※寄進作品数…参加者1人につき1点ずつ
  ※寄進予定日…黒田長政の命日にあたる8月4日(日曜日)

 ・展示
  完成作品の一部を公共施設などで展示する方向で検討(別途情報提供します)

5 主 催

  九州桃山茶陶研究会

高取焼
織部高取の(くつ)茶碗(ちゃわん)(作 右:友枝(ともえだ) (かん)(すい)氏 /左:小山(こやま) (わたる)氏)