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自然林誘導ハンドブック

更新日:2023年5月23日更新 印刷

自然林誘導ハンドブック

 森林は、木材の供給のみならず、水源の涵養や土砂災害の防止など森林の持つ公益的機能を通じて、私たちの生活に様々な恵みをもたらしています。
 森林から木材を生産する林業は、その生産活動を通じて、森林の持つ公益的機能の持続的な発揮や中山間地域における雇用の確保に貢献しています。
 本県では、人材・林業事業体の育成、木材生産コストの縮減、森林環境税の活用による荒廃した森林の公益的機能の回復など様々な取組を実施しています。

 具体的な取り組みとしては以下をあげています。

1  経営が成り立つ人工林

  • 複数所有者の森林をとりまとめ、間伐等の作業を一体的に実施する施業の集約化と、森林組合等による経営受託を促進
  • 主伐の取組を加速させるとともに、計画的な間伐と伐採木の利用を進めることにより、充実した森林資源を活用
  • 高性能林業機械の導入や路網整備の推進とあわせて、原木の生産性向上につながる効率的な作業システムを普及・定着
  • コンテナ苗を活用した造林技術の普及や、造林後の獣害対策の推進により、主伐跡地の再造林を徹底

2 経営が困難な人工林

  • 強度間伐による針広混交林化や主伐後の天然更新などにより、自然林へ誘導
  • 荒廃森林の着実な再生と、自伐林家や森林ボランティアなどの多様な担い手による森林づくりを推進 

 これらの点を踏まえつつ、自然林へ誘導するための基本的な事項を「自然林誘導ハンドブック」としてとりまとめています。

 健全な森林づくりに向けご活用ください。

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