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県営住宅の耐震性能と耐震対策について

更新日:2022年9月12日更新 印刷

県営住宅の耐震性能と耐震対策について

 

1.県営住宅の耐震性能について

  現存する県営住宅の建物(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の住棟)は、必要な耐震性能が確保されています。詳細は次のとおりです。

・昭和56年以降に建設された県営住宅は、現行の耐震基準にて建設されており耐震性能は確保されています。

・昭和55年以前に建設された県営住宅は、公共住宅建設事業者等連絡協議会が作成した「公共住宅耐震診断・改修マニュアル」に基づき、簡易な診断(予備診断)を行いました。その結果、より詳細な診断(高次診断)が不要となった建物は、耐震性能が確保されていることになります。

・予備診断の結果、高次診断が必要となった建物は、高次診断として(財)日本建築防災協会編集の耐震診断基準に準拠した「耐震診断」を実施し、改修工事の要否を確認しました。その結果、改修工事が不要となった建物は、耐震性能が確保されていることになります。

 ・耐震診断の結果、改修工事が必要となった建物は、必要な耐震性能が確保されていなかったため、「耐震対策工事」として改修や建替え工事を実施し、必要な耐震性能を確保しております。

 

2.県営住宅の耐震対策について

  県営住宅の「耐震診断」と「耐震対策工事」の実施状況は、次のとおりです。

  (1)耐震診断の実施状況

     高次診断が必要となった11棟703戸に対して、平成7年度に耐震診断を実施しました。

耐震診断実施団地一覧
種別 団地名 建設年度

耐震診断

(年度)

耐震診断結果

(改修工事の要否)

高層 香椎浜 S55 86 H7 必要
S54 168 H7 不要
板付 S53 70 H7 不要
S53 70 H7 不要
S53 100 H7 不要
宮の陣 S55 90 H7 不要
中層 鐘崎 S42 48 H7 必要
S43 H7 必要
神湊 S57 24 H7 不要
宇島 S52 23 H7 必要
大島 S46 24 H7 必要

  (2)耐震診断の結果

    ・改修工事が必要な建物:5棟181戸

    ・改修工事が不要な建物:6棟522戸

 

  (3)耐震対策工事の実施状況

     耐震診断の結果、改修工事が必要となった5棟181戸に対して、次のとおり耐震対策工事を実施しております。

改修工事実施一覧
種別 団地名

建設

年度

耐震診断結果

(改修工事の

要否)

改修工事の

種類

改修工事の

時期

工事費

(単位:円)

財源
高層 香椎浜 S55 耐震改修済

H12.12

~H13.3

6,405,000

国庫補助金を充当

中層 鐘崎 S42 建替え

H13.3

~H14.5

648,900,000

国庫補助金を充当

S43 建替え
宇島 S52 耐震改修済

H10.3

~H10.6

16,275,000

国庫補助金を充当

大島 S46 耐震改修済

H9.3

~H9.6

24,709,650

国庫補助金を充当

 

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