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環境保全セミナー・ワークショップを開催しました!

更新日:2024年3月25日更新 印刷

令和5年度環境保全セミナー・ワークショップ「『協働』で拡がる環境保全活動」を開催しました!

 福岡県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所では、「地球温暖化の防止」、「3Rの推進」、「自然共生社会づくり」等の環境に関する課題に効果的に対処するため、「筑豊地区地域環境協議会」を設置し、関係機関等からご意見を聞きながら効果的な施策の展開に努めています。

 今回、協議会では「『協働』で拡がる環境保全活動」 ~さらなる活動につなげるためのヒントを見つけよう~」をテーマに、環境保全セミナー・ワークショップを開催しました。

 【開催日時】  令和6年2月3日 土曜日  13時30分から17時30分まで

 【開催場所】  飯塚市中央公民館 2階 展示ホール

 【参加者数】  29名

 【プログラム】
《講演》

「むし捕りすると賢くなる、、、かもよ」
  講師:筑豊の自然を楽しむ会 代表 岸本 ×太 氏

「生物多様性と環境デザイン、そして私たちの暮らし - 人々の暮らしと生き物の視点から見えてくること -」
  講師:九州工業大学 環境デザイン研究室 教授 伊東 啓太郎 氏

 
《活動報告》

  1. 「飯塚市における環境啓発活動の紹介」
    発表者:飯塚市役所 環境整備課 環境推進係 熊本 匡希 氏
  2. 「筑豊の自然再発見!親子で楽しむ自然体験活動」
    発表者:筑豊の自然を楽しむ会 成本 麻衣子 氏
  3. 「地域の子どもたちとの協働による水辺の自然再生」
    発表者:九州工業大学 環境デザイン研究室 助教 須藤 朋美 氏
  4. 「地域住民と大学の協働による福津市大峰山の森づくり」
    発表者:九州工業大学 環境デザイン研究室 長谷川 逸人 氏

 

《ワークショップ》

 テーマ「環境保全団体における活動の検討」『地域の課題を解決する協働のあり方みんなで考えよう』
 ファシリテーター:筑豊の自然を楽しむ会 成本 麻衣子 氏

 

《団体交流・パネル展示会》(セミナー終了後)

講演

 まず、筑豊の自然を楽しむ会 代表の岸本 ×太氏「むし捕りすると賢くなる、、、かもよ」というテーマでご講演いただきました。

 「賢くなるかもよ」の「賢い」とは何かという話を、自分の活動における体験談や猫の実験の話等を色々交えながら分かりやすく解説がありました。

 受験勉強で出題される限定された範囲の机上や、単なる図鑑的知識の積み重ねだけではなく、実体験による刺激を通して、探求していく姿勢を持つことが大事であるとのお話がありました。

 岸本先生 アップ写真 岸本先生 全体写真

 次に、九州工業大学 環境デザイン研究室 教授の伊東 啓太郎氏に、「生物多様性と環境デザイン、そして私たちの暮らし - 人々の暮らしと生き物の視点から見えてくること - 」というテーマでご講演いただきました。

 生物多様性・生態系(外来種問題)については、実際にベルリンに住んでいた時に体験した話や福津市での話等、体験談を多くふまえての興味深いお話がありました。

 公園の設計、里山をどうやって守っていくか、森づくりについても「視点を変えて環境を見てみると、一つの例に過ぎないけれど、世界が変わって見えてくるのではないかな。」と体験談等を交えて、分かりやすく解説がありました。

 伊東先生 アップ写真 伊東先生 全体写真

 参加者からは、「生きものや自然と触れ合うことは、色々なことを学ぶことができ、広い視点をもつことができると改めて思いました」、「環境、生きものに興味をもつきっかけになる内容でした」等の感想がありました。

活動報告

 筑豊地域などで里山や森林保全活動などを実施している4名の方から、活動内容について発表がありました。

 参加者からは、「普段知り得ない、団体による環境活動の詳細内容を聞く事ができた」、「実践例を参考にしたい」、「それぞれの活動をこれからも続けていただきたい」といった感想をいただきました。

 

1 「飯塚市における環境啓発活動の紹介」

 市役所職員として、市民の方への環境啓発活動を大きな仕事のひとつとして取り組んでいる、飯塚市役所の熊本 匡希さんから、活動を発表していただきました。

 飯塚市 活動報告① 飯塚市 活動報告②

2 「筑豊の自然再発見!親子で楽しむ自然体験活動」

 生き物探し、どんぐり講座、竹林整備、生物調査等、複数の活動を行っている、筑豊の自然を楽しむ会の成本 麻衣子さんから、活動を発表していただきました。

 筑豊の自然を楽しむ会 活動報告① 筑豊の自然を楽しむ会 活動報告②

3 「地域の子どもたちとの協働による水辺の自然再生」

 九州工業大学 助教として、様々な研究をしている須藤 朋美さんから、伊東教授の研究室と小学生が共同で行った活動について、発表していただきました。

 九州工業大学 助教 活動報告① 九州工業大学 助教 活動報告②

4 「地域住民と大学の協働による福津市大峰山の森づくり」

 伊東教授の研究室で学生として携わった、地域住民と協働して取り組んだ里山再生の活動について、九州工業大学の長谷川 逸人さんに、発表していただきました。

 九州工業大学 学生 活動報告① 九州工業大学 学生 活動報告②

ワークショップ

 「環境保全団体における活動の検討

 『地域の課題を解決する協働のあり方をみんなで考えよう』をテーマに、ワークショップを行いました。

 

 講演講師の岸本先生、伊東先生にもメンバーとして参加していただきました。また、筑豊の自然を楽しむ会の成本 麻衣子さんがファシリテーターを務めました。

 まず、5つのグループに分かれて、自己紹介等アイスブレイクを行いました。

 その後、本題である【協働できるかなすごろく】というのを行いました。これは、ファシリテーターである成本さんが事前に5つのテーマを準備しており、グループごとに、どれか1つのテーマを選び、話し合いを行っていくものです。

 最後に、各グループごとに発表を行いました。どこのグループも、しっかり話し合いが出来ており、とても良い機会になったのではないかと思います。

 参加者からは、「様々な観点から意見を知ることができ、有意義な時間になった」、「いろんな団体さんとつながることができた、内容もおもしろかったです」、「様々な意見をやりとりできて、現状や気持ちを知ることが出来た」、といった感想をいただきました。

 モノ・ヒト・スキル すごろく

 5つのテーマ 全体写真

 グループE もう1つのグループ

団体交流・パネル展示会

 会場では7団体がパネル展示やチラシ・パンフレットの配架を行いました。

 セミナー会場では、参加者同士の情報交換が活発に行われました。

 会場風景 九州工業大学 パネル展示

 ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

 多くの方にご参加いただき、大変盛況なセミナーとなりました。

 ご参加の皆さんにとって、このセミナーが今後の環境保全活動のヒントやモチベーションを持っていただく機会となったのであれば大変嬉しく思います。

 今後とも、筑豊地区地域環境協議会の事業に御協力いただきますようよろしくお願いいたします。

皆様のご意見をお聞かせください。

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