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福岡県介護職員能力向上支援事業を実施します
介護職員能力向上支援事業の概要
福岡県では、介護サービス事業所の管理者等や介護に従事する職員等を対象として、研修や適切な助言等の支援を行うことにより、事業所等における早期離職の防止、質の高い介護職員の確保と定着を図ることを目的に介護職員能力向上支援事業を実施します。
※当事業は、令和6年度までの「技術向上研修事業」、「管理能力向上事業」、「小規模事業所連携体制構築支援事業」を統合したものです。
目次
技術向上研修
技術向上研修は、福岡県の介護職員の資質向上と離職防止・定着を目的として、キャリアの段階に応じた内容で構成されています。対面・オンラインのいずれにも対応しているため、場所や状況に合わせて受講できます。
○ 対象者
県内の介護職員
・技術向上研修1:勤続1年未満の介護職員
・技術向上研修2:勤続2~8年程度の介護職員
・技術向上研修(外国人介護職員向け):経験年数1~2年程度の介護現場に従事する外国人人材
※経験年数は目安です。
※技術向上研修1・2は外国人介護職員の方でも受講可能です。
○ 研修内容
(1)会場・開催回数[各回定員]
対面形式[各コース 定員25名]
・技術向上研修1 32コース
・技術向上研修2 64コース
・外国人介護職員向け 4コース
オンライン形式[各コース 定員50名]
・技術向上研修1 16コース
・技術向上研修2 16コース
※オンライン形式のみ受講後にレポートの提出が必要となります。
(2)研修のテーマ・内容
技術向上研修1
テーマ | 内容 | |
---|---|---|
1 | 介護保険制度 | 介護保険制度の概要、サービスの種類や流れ 等 |
2 | 高齢者虐待 | 虐待の定義、ハラスメントと虐待の関係性、職場内におけるハラスメント対策 等 |
3 | ノーリフティングケア(基礎編) | ノーリフティングケアとは?、基本動作の理解 等 |
4 | 認知症ケア | 中核症状とBPSDについて 等 |
5 | 記録 | 記録の目的、記録のポイント 等 |
6 | 食事・口腔ケア | 食事の目的、口腔ケアの重要性 等 |
技術向上研修2
テーマ | 内容 | |
---|---|---|
1 | 生産性向上と業務効率化 | 生産性向上の目的、業務改善を進めるためには 等 |
2 | 高齢者虐待 | グレーゾーンのケア、ハラスメントと虐待の関係性 等 |
3 | ノーリフティングケア(実践編) | ノーリフティングケアとは、道具の活用 等 |
4 | 介護過程の理解 | アセスメントの重要性、PDCAサイクルをまわす 等 |
5 | 安全対策・緊急時の対応 | リスクマネジメントの基本、事故を防止するためには 等 |
6 | コミュニケーション | コミュニケーションの重要性、伝えると伝わるの違い 等 |
外国人介護職員向け
テーマ | 内容 | |
---|---|---|
1 | 自立支援について | 自立支援とは何か、自立支援の重要性 等 |
2 | 認知症ケアについて | 認知症についての基礎知識、認知症の人の行動や気持ちの理解 等 |
3 | 先輩外国人介護人材からの体験談 |
〇 受講料
無料
明るい介護職場づくり塾
本研修は組織マネジメントや、人材育成に必要なリーダーシップ等を学び、職場で実践していただくことで、介護現場における職員の定着とサービスの質の向上を図ることを目的に、実施しています。
また、アドバイザー派遣による助言等、研修参加者や研修参加事業所等に対する支援も行います。
○ 対象者
福岡県内の介護サービス事業所の管理者や、介護サービス事業所を設置している法人の役員等で、職場改善の取組を中心となって進めることができる職員(施設長、事務長、人事管理者等)
○ 研修内容
(1)会場・開催回数[各回定員]
福岡県内24会場(定員360名)[各会場 定員15名]
・福岡エリア 11会場(定員165名)
・北九州エリア 4会場(定員60名)
・筑後エリア 5会場(定員75名)
・筑豊エリア 4会場(定員60名)
各会場、約1か月間隔で計6回(6日間)の研修を実施します。
(2)研修のテーマ・内容
日程 | テーマ | 内容 |
---|---|---|
1日目 | 社会環境の変化と介護事業所を取り巻く状況 | 社会から求められていること、持続可能な介護サービスの提供 等 |
2日目 | ご利用者、そのご家族から何を求められているのか | 顧客満足を実現するために、アンガーマネジメント 等 |
3日目 | 組織から何を求められているのか(1) | 健康経営(ウェルビーイング)、チームビルディング 等 |
4日目 | 組織から何を求められているのか(2) | リーダーシップとマネジメント、コミュニケーション 等 |
5日目 | 部下から何を求められているのか(1) | 部下、後輩の「やりがい」の支援と育成 等 |
6日目 | 部下から何を求められているのか(2) | すべての人を大切にする職場文化作り 等 |
○ 受講料
無料
介護ネットワーク・ゼミナール
本ゼミナールは、近隣の事業所の職員が定期的に集まり、交流することで、悩み等を相談し合い、あるいは、日常的に情報交換が行えるネットワークを構築することにより、離職防止・定着を図ることを目的に実施しています。
○ 対象者
・職員交流会
原則として、定員50名未満の施設及び1日の利用者が30名未満の県内の事業所の職員等
・訪問介護事業所向け
1日の利用者数が30名未満の訪問介護事業所に従事する職員等
○ 研修内容
(1)会場・開催回数[各回定員]
対面形式[各ユニット 定員15名]
・職員交流会 8ユニット
・各会場、約1か月間隔で計6回(6日間)の研修を実施します。
オンライン形式[各ユニット 定員15名]
・職員交流会 8ユニット
・各会場、約1か月間隔で計6回(6日間)の研修を実施します。
・訪問介護事業所向け 4ユニット
・各会場、約1か月間隔で計2回(2日間)の研修を実施します。
(2)研修のテーマ・内容
職員交流会
テーマ | 内容 | |
---|---|---|
1 | ハラスメント | ハラスメントと指導の境目、だれもが加害者になる可能性がある 等 |
2 | 介護DX | DX導入のポイント、DXと生産性向上 等 |
3 | 業務改善 | 業務改善の方法、業務改善とPDCAサイクル 等 |
4 | コミュニケーション | コミュニケーションの重要性、コミュニケーション不全になると 等 |
5 | メンタルとモチベーション | ストレスへの対処法、モチベーションの仕組み 等 |
6 | 介護現場における接遇マナー | なぜ接遇マナーが重要なのか、思いやりが伝わる接遇マナー 等 |
7 | 事故防止のリスクマネジメント | 現場におけるリスク、ヒヤリハット、事故報告の重要性 等 |
8 | 認知症ケア | 中核症状とBPSD(行動心理症状)について、中核症状別の認知症の方への適切な対応 等 |
訪問介護事業所向け
テーマ | 内容 | |
---|---|---|
1 | ハラスメント | ハラスメントが発生したら、ハラスメントを未然に防ぐ 等 |
2 | コミュニケーション | コミュニケーションの重要性、コミュニケーション不全になると 等 |
3 | 緊急時の対応 | 初期対応の基本、緊急時のコミュニケーション 等 |
4 | 個人情報 | 個人情報の取扱い、個人情報の管理と保護 等 |
〇 受講料
無料
申込み・問合せ先
【委託先】
〒812-0011
福岡市博多区博多駅前3丁目25-24 八百治ビル4階
麻生教育サービス株式会社
電話:092-292-7456