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医療扶助とは?
更新日:2022年1月25日更新
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1.医療扶助とは?
- 医療扶助とは、生活保護の8種類の扶助のうちの1つで、病気やけがの治療のため、医療機関等にかかるための費用を扶助します。
- 医療扶助は、医療機関にかかった費用を直接、医療機関に支払う方法をとっています。
- 医療扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することができない方に対して、次の事項の範囲内で行われます。
- 診察
- 薬剤又は治療材料
- 医学的処置、手術及びその他の治療並びに施術
- 居宅における療養上の管理及びその療養に伴う世話その他の看護
- 病院又は診療所への入院及びその療養に伴う世話その他の看護
- 移送
2.医療扶助を受けるには
- まずは、 管轄の福祉事務所 にご相談下さい。
- 福祉事務所では、医療にかかる費用だけではなく、生活に困っておられる状況を総合的に判断したうえで、医療扶助が受けられるかどうかを決定します。
3.医療扶助を受けるにあたっての注意点
- 診療は、 生活保護法の指定を受けた医療機関でのみ受けることができます。
- 病院に受診する際は、要否意見書または診療依頼書の持参が必要です。
- 原則として、自己負担はありません(本人支払額を除く)。
- 診療は、保険給付の範囲内でのみ受けることができます。原則として、保険外の診療については認められていません。
健康保険で療養費払いになっている装具(治療材料)、施術等は生活保護では全て事前に申請を行う必要がありますので、ご注意ください。 - 生活保護を受給する間は国民健康保険は使用できませんので、市役所または町村役場に行って資格喪失の手続きを行ってください。
- 社会保険は、そのまま使用できます。その場合、生活保護では患者負担分についてのみ医療扶助が適用できます。