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平成28年度飲酒運転撲滅キャンペーンの取り組み
飲酒運転は絶対しない!させない!許さない!そして、見逃さない! 「飲酒運転撲滅キャンペーン」を実施しました
福岡県では、「飲酒運転撲滅条例」に基づく数々の取り組みを促進し、「飲酒運転は絶対しない、させない、許さない、そして見逃さない」という県民意識の定着を図るため、8月24日から12月31日まで、「飲酒運転撲滅キャンペーン」を実施しました。
8月24日 飲酒運転撲滅キャンペーン開始イベント(福岡県飲酒運転撲滅県民大会)
8月24日、福岡市の都久志会館において、飲酒運転撲滅キャンペーンの開始イベントとして、「平成28年度福岡県飲酒運転撲滅県民大会」を実施しました。
この大会は、福岡市海の中道大橋において幼い3人の命を奪った飲酒運転事故から10年、粕屋町において、前途有望な高校生2人の命を奪った飲酒運転事故から5年にあたる本年、悲惨な事故の記憶を決して風化させず、飲酒運転撲滅に向けた決意を新たにするために開催しました。
小川知事は、「悲惨な事故の記憶を決して風化させてはなりません。飲酒運転は重大な犯罪です。被害者はもとより、加害者、そして両方の家族を巻き込んで、それぞれの生活を一瞬にして激変させます。県民の皆様の意識、これにかかっています。『飲酒運転は絶対にしない!させない!許さない!そして見逃さない!』皆さま、力をあわせて、飲酒運転を断固、福岡県から撲滅しましょう」と呼びかけました。
(写真)あいさつする知事
続いて、飲酒運転撲滅活動功労者表彰、飲酒運転撲滅宣言企業・宣言の店表彰を行いました。
○功労者表彰受賞:山本 美也子 様
○宣言企業表彰受賞:株式会社 愛しとーと 様、新日本製薬 株式会社 様、株式会社 野間自動車 様
○宣言の店表彰受賞:いけす居酒屋 たかつ 様、函館あかちょうちん 行橋店 様、旬の味 南庄 はぎ原 様
(写真)表彰式の様子
また、飲酒運転を見かけた場合の通報を呼びかける横断幕60枚を県や県警察に寄贈いただいた松原 道明 様へ、感謝状の贈呈を行いました。
(写真:感謝状贈呈式の様子と、寄贈を受けた横断幕)
続いて、秋山幸二氏(福岡ソフトバンクホークス前監督)の「福岡県飲酒運転撲滅総監督」就任式、決意表明を行いました。秋山さんは、「ともに、飲酒運転を完封しましょう」と力強く飲酒運転撲滅を呼びかけました。
(写真)飲酒運転撲滅を呼びかける秋山幸二 福岡県飲酒運転撲滅総監督
続いて、「ルールを守る大切さ~飲酒運転撲滅に向けて~」と題して、秋山さん、進行役の鬼橋美智子さんによる講演を行いました。講演の中で秋山さんは、「野球の監督は旗持ち。勝つ、優勝と言い続けて目標に向かわせるのが、監督の最初の役目です。飲酒運転撲滅のためには、野球と同じように言い続けるしかありません。私は、福岡県はチームだと思っています。家族や会社、地域でとにかく飲酒運転はだめだと言い続けていくしかないと思います。私も言い続けます。」と飲酒運転の撲滅を力強く呼びかけ、参加者全員で飲酒運転撲滅に、向けた決意を新たにしました。
(写真)講演の様子
続いて、海の中大橋道飲酒運転事故と、事故からの10年を振り返る映像「リメンバー海の中道」を上映しました。
(写真:上映の様子‐クリックするとふくおかインターネットテレビが開きます)
続いて、飲酒運転被害者遺族の松原さん、大庭さん、山本さんから、飲酒運転撲滅に向けたメッセージをいただきました。
「被害者も加害者もつくらない、そんな世の中に」、参加者一同、飲酒運転の撲滅を誓いました。
(写真)飲酒運転撲滅メッセージ発信の様子
続いて、福岡市立舞松原小学校合唱団の皆さんによる「誓いのことば」と合唱『地球星歌~ちきゅうせいか~』を行いました。飲酒運転の撲滅へ、心に響く歌声を披露していただきました。
(写真)誓いのことば
(写真)合唱「地球星歌~ちきゅうせいか~」
続いて、大会宣言を採択し、参加者は改めて、飲酒運転の撲滅を誓い合いました。
(写真)大会宣言の採択
(写真)受賞者、来賓の皆様と
大会のフィナーレとして、福岡県警察音楽隊による演奏を行いました。
(写真)演奏の様子
8月25日 飲酒運転撲滅特別取締り部隊出動式
海の中道飲酒運転事故から10年の節目となる8月25日、福岡県警察による飲酒運転撲滅特別取締り部隊の出動式が行われ、福岡県からは大曲昭恵副知事が出席しました。
(写真:出動式の様子)
8月26日 関係機関・団体と連携した飲酒運転撲滅 街頭啓発
8月26日、飲酒運転撲滅週間の取組として、関係機関・団体と連携した飲酒運転撲滅街頭啓発を実施しました。
福岡県、福岡県警察、(一社)日本損害保険協会九州支部、(一財)福岡県交通安全協会、(一社)日本自動車連盟福岡支部、西日本鉄道株式会社、福岡市、中央区、TEAM ZERO FUKUOKA 等が参加し、オリジナルうちわ(作成:(一社)日本損害保険協会福岡支部)を配布するほか、福岡ソフトバンクホークスの協力のもと、福岡ヤフオク!ドームにおいて、啓発活動を実施しました。
(写真:街頭啓発の様子‐西鉄福岡駅)
(写真:街頭啓発の様子-福岡ヤフオク!ドーム)
(写真:福岡ヤフオク!ドーム ホークスビジョンにおける啓発)
9月25日 道の駅啓発
9月25日、「道の駅むなかた」において、飲酒運転撲滅啓発を行いました。当日は、飲酒状態体験ゴーグルを使った飲酒状態疑似体験やアルコールパッチテストの配布を行ったほか、マナップくんのぬり絵コーナーを設け、家族で飲酒運転撲滅を考える体験型の啓発を行いました。
(写真:飲酒状態体験ゴーグルによる体験コーナー)
(写真:飲酒運転撲滅をテーマにしたぬり絵コーナー)
10月24日~26日 生命(いのち)のメッセージ展
10月23日~25日まで、福岡自動車運転免許試験場にて、交通事故などで亡くなられた方の等身大パネルや、写真、靴などの遺品を展示する「生命(いのち)のメッセージ展」を実施しました。
事故の現実や被害者遺族の置かれた状況を伝え、生命の尊さと飲酒運転の撲滅を訴えました。
(写真)生命(いのち)のメッセージ展の様子
11月9日 第32回交通安全県民大会
11月9日、福岡国際会議場で「交通安全県民大会」が開催されました。大会には、秋山幸二福岡県飲酒運転撲滅総監督をはじめ、飲酒運転撲滅に取組む3人組のがーるずユニット「飲酒運転撲滅がーるず」、飲酒運転撲滅を訴えるヒーロー「博神(ばくしん)バリスガー」、飲酒運転撲滅メッセージソングを歌う音楽ユニット「Visions(ビジョンズ)」の皆さんが参加し、飲酒運転撲滅に向けたメッセージ発信、シュプレヒコールを行いました。
大会の最後には、Visionsと福岡県警察音楽隊のコラボレーションにより、メッセージソング『や・く・そ・く』が披露されました。
(写真:メッセージ発信の様子‐向かって左から、飲酒運転撲滅がーるず、博神バリスガー、Visions、秋山さん)
(写真:飲酒運転撲滅シュプレヒコール)
(写真:Visionsと県警音楽隊のコラボ(メッセージソング「や・く・そ・く」)演奏
11月21~25日 償いのメッセージ展
11月21日~25日まで、筑後自動車運転免許試験場において「償いのメッセージ展」を開催しました。
「償いのメッセージ展」とは、飲酒運転事故の加害者等の視点で書かれた反省や後悔、決意のメッセージを展示するものです。今回は、勇気を出して飲酒運転の通報をされた通報協力者の体験談のほか、”飲酒運転をやめない大人たちへ”、子どもたちからのメッセージを書道に込めた「SDD全国こども書道コンクール」の九州・沖縄地区の作品も合わせて展示し、飲酒運転の撲滅を訴えました。
(写真:償いのメッセージ展の様子)
12月1日~31日 博多駅デジタルサイネージでの啓発
飲酒の機会が増える12月、飲酒運転の撲滅を広く訴えるため、博多駅のデジタルサイネージに啓発画像を掲出しました。
(写真:啓発の様子)
12月12日~ 駐車場啓発
忘年会など飲酒の機会が増える12月、コインパーキング運営事業者(タイムズ24株式会社、三井不動産リアルティ九州株式会社)の協力のもと、県内約150箇所のコインパーキングに啓発ステッカーを貼り付け、ドライバーに直接飲酒運転の撲滅を訴える啓発を実施しました。
(写真:ステッカーデザインと、ステッカー掲出の様子)
12月25日 飲酒運転撲滅キャンペーンin天神
12月25日、福岡市天神で開催された「TENJIN Christmas Market」において、飲酒運転撲滅飲酒運転撲滅の啓発イベントを実施しました。当日は、特設ブースを設け、オリジナルバルーンの配布やステージイベントを通じて飲酒運転撲滅を呼びかけるほか、来場者の皆さんから飲酒運転撲滅のメッセージを募集しました。
メッセージボードには、およそ570名の皆さんからメッセージが寄せられました。
(写真:特設ブースの様子)
(写真:メッセージボードを使った飲酒運転撲滅メッセージの募集)
(写真:啓発の様子)
ステージでは、県内の高校生が、飲酒運転に遭遇した自身の経験も交えながら、飲酒運転の撲滅を訴えてくれました。
(写真:ステージイベントの様子)