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ホットな消費者ニュース 2020年3月号
更新日:2020年2月26日更新
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(事例1)エステ店のコース契約など、長期で高額の契約にはリスクがあります!(久留米市消費生活センター)
相談事例
- エステ店で10回の脱毛コースを契約した。高額だったが、お得なサービスや割引があるからとスタッフにすすめられ、料金を現金一括で前払いした。
後日、1回目の施術を受けるためお店に行ったところ、お店が閉まっていて、ドアには「閉店しました」との紙が貼ってあった。
SNSには倒産したらしいと沢山の書き込みがあったが、お金は返してもらえないのか?
アドバイス
- エステ店の美容コースなど継続したサービスを受ける契約では、料金の前払いがほとんどのようですが、途中で事業者が倒産した場合、サービスを受けられなくなり、また、代金の返金もほぼありません。事業者の倒産を事前に把握することは難しく、長期の契約ではこういったリスクがあることをしっかりと認識しましょう。
- なお、クレジットを利用し、料金を分割払いにしている場合には、支払いを止めてもらえることがあります。まずは契約しているクレジット会社に相談してみましょう。
(事例2)オンラインゲームは親子で遊び方を話し合ってから楽しみましょう!(筑紫野市消費生活センター)
相談事例
- クレジット会社から「利用限度額の上限を超えたため、決済できなかった」とお知らせメールが届いた。最初は不正利用されたと思っていたが、クレジット明細を確認してはじめて、中学生の息子がスマホのゲームアプリで合計50万円程課金していたことを知った。
すぐにスマホを取り上げ、息子のゲームのアカウントに入ると、50万円のクレジット決済のほか、携帯電話のキャリア決済での請求が8万円近くもあることがわかった。高額なので支払えない。
アドバイス
- 子どもがオンラインゲームで課金して高額請求を受けるケースでは、親のクレジットカードを無断で使ってしまうほか、最近では、携帯電話のキャリア決済を勝手に利用しているケースが増えています。
- 保護者は「子どもが遊んでいるゲームは完全に無料なのかどうか」「課金システムがあるならば、どのような料金体系でどのような決済方法があるか」等きちんと知り、理解しておくことが大切です。
- また、親子でゲームの利用についてルールを作るなど、子どもとよく話し合いましょう。