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令和6年度 北九州普及指導センター活動情報 

更新日:2024年12月5日更新 印刷

当普及センターの現地情報を記事にして、随時掲載しております。

No.1 高品質種子の更なる安定生産を目指して

採種部会員を対象に水稲の栽培講習会を実施

5月13日にJA北九採種部会(部会員数5名)を対象に令和6年産採種水稲の栽培講習会を開催しました。

地球温暖化の影響により、充実不足粒の発生やそれに伴う汚損粒の発生が部会内では大きな課題となっています。講習会では、普及指導センター職員が、近年の気象状況について具体的に示すとともに、充実不足粒の対策技術について詳しく説明しました。

参加者からは、効果的な種子消毒の方法や新たな土壌改良剤、田植えの際の最適な栽植密度など多くの情報が提供され、参加者間での意見交換が活発に行われました。

普及指導センターは、今後も高品質な種子の更なる安定生産を目指して、採種部会の支援を行っていきます。

No.1 高品質種子の更なる安定生産を目指して [PDFファイル/274KB]

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No.2 「高倉びわ」の出荷が本格化

露地びわ出荷目合わせ会を開催

令和6年5月29日、JA北九びわ部会は、岡垣町の吉木集荷場において、露地びわの出荷目合わせ会を開催しました。

びわ部会では、「高倉びわ」として3月下旬からハウスびわを出荷していましたが、これから露地びわの出荷が本格化し、6月にかけて出荷ピークを迎えます。

岡垣町のびわは120年以上前から生産され、県内の約7割の栽培面積を占める県内一の産地となっており、JA北九「高倉びわ」のブランドで広く知られています。

今回、露地びわの出荷が本格化する前に、びわ部会員がパック詰めの規格や果実外観などの出荷基準について、出荷規格表や出荷物を見ながら確認を行いました。

今年度産のびわは、晩霜、収穫直前の強風、及びカメムシの被害が発生していますが、凍害で大減収した昨年より1割程度多い14.7tの出荷を計画しています。また、日頃の丁寧な管理と5月の好天により、糖度が高く、見た目も鮮やかな高品質な果実に仕上がっています。

今後も、普及指導センターは、「高倉びわ」の高品質・安定生産および産地の維持・発展のために関係機関と連携して支援を行っていきます。

No.2「高倉びわ」の出荷が本格化 [PDFファイル/238KB]

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No.3 農業高校生徒の勉強会を開催

​地域農業とイチゴ栽培を学ぶ​

普及指導センターでは、令和6年4月16日、福岡県立遠賀高等学校(以下、遠賀高校)農業食品科の生徒7名に対して地域農業の勉強会を行いました。また令和6年5月21日、JA北九いちご部会の生産者のほ場に、同生徒が視察に訪れました。

勉強会では、北九州地域の主な農産物などの地域農業の概要や普及指導センターの活動内容、地域の主幹品目であるイチゴの栽培技術および生産状況についての説明を行いました。

視察では、普及指導センターから生産者の紹介、生産者からは施設内設備や栽培管理方法の説明を行い、その後、意見交換が行われました。意見交換では、生産者がイチゴ栽培を始めた理由や、遠賀高校が取り組む底面かん水や多段栽培の調査に関する意見など、様々な話題が上がりました。

普及指導センターは、今後も関係機関と連携し、新規就農者の確保およびイチゴ産地の振興に向けて取り組んでいきます。

No.3 農業高校生徒の勉強会を開催 [PDFファイル/327KB]

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No.4 さんさんクラブ北九州が総会・研修会を開催

農産物の販売方法を考える

 

令和6年7月2日、「さんさんクラブ北九州」は、八幡総合庁舎において、総会及び研修会を開催し、会員21名が参加しました。

さんさんクラブ北九州は、当普及指導センター管内の指導農業士、青年農業士、女性農業者及びそのOBで構成する協議会で、地域農業に関する情報交換や、研修会を開催しています。

今回の研修会では、ふくおか6次産業化・農商工連携サポートセンターの田中美智子アドバイザーが「農産物及び農産加工品の販路開拓」について、商品開発のポイントについて全員と対話しながら講演されました。

受講した会員からは「生産者である自分自身を強みとして捉えて、そこから今よりもっとプラスになる売りを見つけていこうと思った」、「自分自身で農産物を販売するに当たり、コツコツと収穫に至るまでの過程をPRすることが大切だと感じた」といった感想が挙がりました。

普及指導センターは、今後もさんさんクラブ北九州の活動を支援していきます。

No.4 さんさんクラブ北九州が総会・研修会を開催 [PDFファイル/231KB]

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No.5 キュウリの出荷が始まる

​新品種導入による品質・収量の向上を目指して

JA北九キュウリ部会では令和6年5月24日に現地互評会、6月10日に出荷目合わせ会を行いました。

現地互評会では、部会員5名のほ場を巡回し、キュウリの生育状況や病害虫の発生状況を確認しました。各ほ場の現状を踏まえ、普及指導センターからは病害虫対策や不良果対策、梅雨に向けたほ場の排水対策など、今後の栽培管理について注意喚起を行いました。また、今年度は品種試験を行っているため、慣行品種との生育状況の違いを確認しました。

出荷目合わせ会では、収穫した果実の状態を部会員どうしで確認しました。今作では生育初期の高温・乾燥の影響で尻細り果が見られましたが、試験品種の方が尻細り果の発生が少なく、生産者も品種の更新に前向きな印象でした。

普及指導センターでは、今後もキュウリの品質向上・収量安定のために、関係機関と連携して栽培に関する支援を行っていきます。

No.5 キュウリの出荷が始まる [PDFファイル/305KB]

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No.6 若松区の夏の風物詩、スイカの出荷が最盛期

若松クイーン・若松潮風®プレミアム​

6月10日から若松の小玉スイカ「若松クイーン」、7月8日から大玉スイカ「若松潮風®プレミアム」、黄色の大玉スイカ「若松潮風®プレミアムアムール」の出荷が始まりました。スイカは、JA北九そさい部会小玉スイカ班4名、大玉スイカ班3名で生産しており、濃厚な甘さとシャリ感が特徴のスイカを匠の技で1玉1玉手間暇をかけて栽培しています。

また、「若松クイーン」は令和4年度に県GAP認証を取得しており、6月25日に県GAP認証更新のため現地調査が実施され、安全、安心な生産に継続的に取り組んでいます。

今年度のスイカの出荷については、天候の影響で定植が遅れたことや着果数が少なかったため、7月下旬に出荷が集中しています。また、病害虫の発生も多いため、普及指導センターでは個別巡回を通じて、農薬散布など対策を周知徹底しています。

今後も、普及指導センターは関係機関と連携して、若松のブランドスイカの高品質・安定生産に向けた栽培技術の向上を支援していきます。

No.6 若松区の夏の風物詩、スイカの出荷が最盛期 [PDFファイル/321KB]

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No.7中間市立底井野小学校で出前授業を実施

中間市の農業、稲作について学ぶ

 

普及指導センターは、令和6年6月21日、中間市立底井野小学校の5年生31名に対して、農業についての授業を行いました。中間市では、子供たちの食育推進のため小学生を対象とした農業体験学習を行っており、その一環の授業です。

授業では、「中間市の小学校給食の食材の産地」、「全国、福岡県、中間市の主な農産物とその産地」、「昔と今の水稲の栽培管理方法の違い」について説明を行いました。

児童らは、授業に熱心に耳を傾け、特に「中間市の小学校給食の食材の産地」について強い関心がある様子で、自分たちが給食で食べている米が中間市産であることに驚いていました。その他、田植えについての質問も多く活発な授業となりました。

普及指導センターは、今後も関係機関と連携し、地域の振興に向けて取り組んでいきます。

中間市立底井野小学校で出前授業を実施 [PDFファイル/270KB]

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No.8 「高倉びわ生産塾」を開催

びわ産地の生き残りをかけて生産塾を再開

 

令和6年7月24日、びわ部会、JA、岡垣町及び普及指導センターで構成する高倉びわ活性化協議会は、JA北九遠賀生産センターとびわほ場において、第5期「高倉びわ生産塾」を開催しました。

岡垣町のびわは120年以上前から生産され、県内の約7割の栽培面積を占める県内一の産地であるものの、高齢化や経営の不安定化により生産者数は減少し続けており、産地の存続が危ぶまれる状況となっています。

活性化協議会では、産地の生き残りをかけて、平成27年から生産塾を開催し、新たな生産者を確保してきましたが、近年は新型コロナウイルスの影響により活動を自粛していました。

今回、5年ぶりとなる生産塾は、講義と実習に加え、省力樹形での栽培が可能となる新植園地を、塾卒業後の就農園地として準備するなど、生産者がより定着しやすい環境を整えた上での再開となりました。

当日、6名の生産塾生が参加し、びわの生理生態について説明を受け、夏期の主要管理作業である芽かぎを実践しました。

今後も、普及指導センターは、「高倉びわ」の産地の維持・発展のために関係機関と連携して支援を行っていきます。

No.8 「高倉びわ生産塾」を開催 [PDFファイル/333KB]

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No.9 営農基礎講座を開催

農薬適正使用や土壌肥料について学ぶ

 

普及指導センターでは、新規就農者や就農希望者の方を主な対象とした営農基礎講座を毎年開催しており、農薬の適正使用、土壌肥料、経営管理等について、座学及び現地視察を行っています。

令和6年度は、8月20日に「農薬の選び方・考え方」及び「土づくり・肥料について」をテーマに開催し、新規就農者や関係機関の職員ら9名が参加しました。講師は参加者と同世代の若手普及指導員が務め、農薬の適正かつ効果的な使用方法、土づくりの有用性や肥料の効果について講義しました。

受講者からは「内容がとても分かりやすかった」「農業経営の参考になった」といった声が挙がりました。

普及指導センターでは、今後も新規就農者の経営確立に向けた支援を継続していきます。

No.9 営農基礎講座を開催 [PDFファイル/275KB]

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No.10​ 高品質な種子生産の技術継承に向けて

​採種麦「はるか二条」の栽培研修会を開催​

令和6年11月6日にJA北九採種部会(部会員数7名)を対象に令和7年産麦の栽培講習会を開催しました。

講習会では、大麦「はるか二条」の中間管理作業に加え、部会員のほ場の土壌分析結果や、難防除雑草の効果的な対策など、普及指導センターの職員が詳しく説明しました。

採種部会では、近年、親から子への世代交代が進んでおり、高品質な種子生産技術の継承が課題となっています。意見交換では、ベテラン生産者が工夫している、土壌改良剤の施用や除草剤の散布方法などについての細やかな管理方法が部会員間でも共有されました。

普及指導センターは、今後も高品質な種子の更なる安定生産を目指して、採種部会の支援を行っていきます。

No.10 高品質な種子生産の技術継承に向けて [PDFファイル/252KB]

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No.11 目指せ、博多蕾菜の高品質生産!

​博多蕾菜現地講習会を開催

コリコリとした食感が癖になる福岡県特産の冬春野菜「博多蕾菜」は、遠賀地区で4戸の生産者が作付けをしています。10月上旬~下旬に定植が行われ、約1か月が経過した11月13日、現地講習会を開催しました。

現地講習会では、4戸の生産者のほ場で生育状況や害虫の発生状況を確認しながら、普及指導センターから、現在の生育状況や昨年度の生産状況を踏まえた今後の管理の注意点等の説明を行い、病害虫の早期対策を呼び掛けました。その後、生産者同士での情報交換が行われました。

情報交換では、「博多蕾菜」のさらなる品質・収量向上を目指して、品種ごとの特徴や、それぞれで行っている生産上の工夫、出荷開始時期等について活発な意見交換が行われました。

普及指導センターは、今後も関係機関と連携して、福岡の美味しい冬春野菜「博多蕾菜」の高品質・安定生産に向けた栽培技術の向上を支援していきます。​

No.11 目指せ、博多蕾菜の高品質生産! [PDFファイル/364KB]

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No.12 北九州市産シクラメンの出荷が本格化

​JA北九花き部会販売検討会を開催

北九州市内では鉢物、花苗、切り花といった多種多様な花きが生産されています。

JA北九花き部会は、主力品目の一つであるシクラメンの本格出荷を控え、11月8日に関係市場を招いて販売検討会を開催しました。今年は夏の猛暑に加え、秋も高温傾向であり、シクラメンの開花が例年より遅れていることから、検討会では出荷計画だけでなく、暑熱対策に関する情報提供も行われました。

これから5号鉢のシクラメンと3寸ポットのガーデンシクラメンが出荷ピークを迎え、その後、クリスマスにかけて6号鉢が出荷されます。 

普及指導センターは、シクラメンの安定生産に向けて、定期的な生育診断や巡回指導を行っており、今後とも、花き産地の振興に向けて関係機関と共に支援していきます。

No.12 北九州市産シクラメンの出荷が本格化  [PDFファイル/267KB]

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No.13 経営計画の作成について学ぶ

​営農基礎講座(経営)を開催

普及指導センターでは、新規就農者や就農希望者の方を主な対象とした営農基礎講座を毎年開催しており、農薬の適正使用、土壌肥料、経営管理等について、座学及び現地研修を行っています。

令和6年11月19日に、中小企業診断士の梅山香里先生を講師として「経営計画を作成しよう!新規就農者の『夢の見える化』」をテーマに研修を行い、新規就農者等12名が参加しました。

講座では梅山先生の指導のもと、受講者それぞれが自分の農業経営における「10年後の経営者としての夢」を書き出し、それを達成するための経営理念・ビジョンを作成しました。

受講生からは「計画作成の様式の書き方が参考になった」、「今後も継続的に計画を立てていこうと思う」等の声が挙がりました。

普及指導センターは、今後も新規就農者の経営確立に向けた支援を継続していきます。​

No.13 経営計画の作成について学ぶ [PDFファイル/291KB]

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No.14 「大葉春菊」が「うまかろーま®」として出荷開始!

ブランド力を強化して「うまか」をもっと知って欲しい

JA北九東部野菜部会大葉春菊出荷組合が生産する「大葉春菊」が、令和6年11月1日から新たなネーミング「うまかろーま®」として販売を開始しました。

普及指導センターでは、令和4年度から重点プロジェクトとして大葉春菊のブランド力強化取り組みました。検討会への専門家派遣や他産地でのブランド化の事例紹介、病害虫対策の情報提供、栽培資料の作成等を行いました。

大葉春菊は、古くから小倉南区で「ローマ」として親しまれている伝統野菜で、その名称は春菊の原産地がイタリアであることに由来すると言われています。ブランド強化に向けた話し合いをする中で、若い世代や子どもたちにもおいしく食べてほしいという願いから、方言の「うまか」と組み合わせて「うまかろーま®」という名称に決め、親しみやすいパッケージやレシピ集ができました。

今後も、普及指導センターは関係機関と連携し、「うまかろーま®」の認知度向上・生産拡大に向けた支援に取り組んでいきます。

No.14 「大葉春菊」が「うまかろーま®」として出荷開始! [PDFファイル/368KB]

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