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令和6年産大豆の収穫が始まる(南筑後普及指導センター現地情報No.30)

更新日:2024年11月12日更新 印刷

新品種「ふくよかまる(ちくしB5号)」で目指せ反収200kg

 南筑後普及指導センター管内は、本県の大豆栽培面積の3割を占める、県内最大の大豆産地です。本年産から、県育成の新品種「ふくよかまる(ちくしB5号)」に全面転換され、11月7日から大豆の収穫と共同乾燥施設における集荷が開始されました。

 普及指導センターでは、近年の大豆収量が低迷する状況に対し、JAなど関係機関と連携しながら、適期播種の推進や部分浅耕一工程播種の普及拡大、病害虫防除薬剤の変更など、収量の向上に向けた支援を行ってきました。その結果、令和5年産では、9年ぶりに平均反収が200kgをこえました。

 本年産の大豆は、7月中旬の大雨による播種遅延や8月上中旬の干ばつ、同下旬の台風10号直撃、9月中下旬のチョウ目害虫の多発生などがあったものの、適切な対応により被害を抑えることができ、ついに収穫期を迎えました。収穫作業中の生産者は「今年も高収量が期待できそうだ」と語っていました。

 普及指導センターでは、関係機関と連携しながら、今後も産地の発展と農家の所得向上に向けた支援を引き続き行っていきます。

過去10年の大豆収量の推移

図1 過去10年の大豆収量の推移

専用コンバインを用いた大豆の収穫

写真1 専用コンバインを用いた大豆の収穫

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