本文
果樹栽培の作業効率化に向けて!(南筑後普及指導センター現地情報NO.25)
更新日:2024年10月28日更新
印刷
柑橘園地でドローンのデモ飛行を実施
管内の柑橘園地では、農薬散布作業に自走式の薬剤噴霧機「スピードスプレーヤー」が使用されていますが、急傾斜地や作業道が狭い園地では導入が難しく、作業の効率化・省力化が課題となっています。そこで、10月11日、JAみなみ筑後柑橘部会員の園地において、農薬散布作業の効率化・省力化を目的に、農薬散布用ドローン(無人航空機)のデモ飛行を実施し、ドローンによる薬剤散布の実用性を検討しました。
当日は、DJI社の「AGRAS―T25」を使用し、約10アールの園地で散布を行いました。ドローンには、事前にテスト飛行で計測した園地の面積や形状が入力されており、離陸から着陸まで自動で散布が行われました。参加した農家からは「散布に数分しかかからず、その速さに驚いた。」、「ドローンの導入で農作業の負担軽減が期待できる」といった声が聞かれました
ドローンによる農薬散布は、樹形や天候によって薬液の付着具合が変わるため、より効果的な利用方法を検討していく必要があります。普及指導センターでは、今後も関係機関と連携し作業効率化に向けた取組みを進めていきます。