本文
No.35果樹園地の貸借に向けた取り組み
更新日:2025年3月24日更新
印刷
果樹園地の貸借に向けた取り組み
高齢化等による果樹産地の生産者の減少や生産規模の縮小を食い止めるためには、新たな担い手の確保が必要です。果樹を新たに栽培するには、収穫開始まで時間がかかることや、近年の資材費の高騰が課題となっています。そこで、朝倉普及指導センターでは、生産部会や地域が主体的に園地や施設情報を収集し、組織内部や関係機関で共有する仕組みづくりを進めています。収集した情報を活用して、新規栽培者の栽培開始や既存生産者の規模拡大等を行うことで、果樹産地の維持に繋げていきます。
朝倉市平榎地区では、地区内で園地情報を収集し、共有していく仕組みを構築しました。朝倉普及指導センターは、営農意向により色分けした地図の更新や、園地・設備・機械の貸出意向調査の取りまとめや運用ルールの設定を支援しました。また、この取組でとりまとめた情報は、栽培希望者に繋ぐ機会を広く捉えるため、市やJAとも共有しました。
今後も、普及指導センターでは、他の生産部会や地域での仕組みづくりとその活用を支援します。

