本文
No.17太陽光パネル電源を用いたLED防蛾灯の実証を開始
更新日:2024年10月24日更新
印刷
花壇苗の環境負荷低減の取り組み
朝倉地域は県内最大の花壇苗産地で、パンジーやビオラ、葉ボタンなど様々な花壇苗が周年で出荷されています。秋から冬にかけて出荷する苗の生産は8月に播種を、9月に定植を行うことから、秋に増加する夜蛾類幼虫からの食害が問題となってます。夜蛾類の防除には、光を利用した防蛾灯が有効ですが、電源がないほ場では設置できないという問題があり、これまでは薬剤の散布のみで対応を行ってきました。
そこで、環境への負荷や薬剤散布労力の軽減等を図ることを目的として、花壇苗生産者グループの葉ボタン苗ほ場に、太陽光パネル電源を用いたLED防蛾灯を設置しました。調査は12月まで実施し、防除効果やコストを検討したうえで、導入の有効性などについて2月の研修会で報告する予定です。
今後も普及指導センターでは、環境と人と動物のより良い関係づくりのために、環境に配慮した花き生産の取り組みを推進していきます。