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2024 SUMMER

知事といきいきトーク 2024年5月8日 築上町

福岡県地図上の築上町

Build UP!! (ビルドアップ)
みんなで築きあげる
魅力あるまちづくり

知事が県民の皆さんのもとに出向き、地域で活躍されている皆さんと意見交換を行う「知事といきいきトーク」。
今回は、「Build UP!!ちくじょう」をキャッチコピーに掲げる築上町を訪れ、魅力あるまちづくりに取り組む皆さんと意見交換を行いました。

築上町で活躍する皆さん

築上町で活躍する皆さんの写真
築上町で活躍する皆さんの席次図
  • 福田 浩一 (ふくだ こういち)さん(①)

    ふく福ふぁーむ代表

  • 中安 洋子 (なかやす ようこ)さん(②)

    合同会社豊築マルシェモンステラ代表

  • 原田 秀行 (はらだ ひでゆき)さん(③)

    ちくじょう祭り実行委員

  • 神﨑 史享 (こうざき ふみたか)さん(④)

    上城井ふれあい協議会事務局長

  • 吉川 綾 (よしかわ あや)さん(⑤)

    寒田生産物直売所「まこちの里」代表

  • 松村 一成 (まつむら いっせい)さん(⑥)

    元築上町地域おこし協力隊/漁師

  • 久保ひろみ 築上町教育長(⑦)
  • 八野紘海 築上町副町長(⑧)
  • 服部誠太郎 県知事(⑨)
  • 新川久三 築上町長(⑩)
  • 西元健 県議会議員(⑪)
  • 桑野智 築上町まちづくり振興課長(⑫)

こだわり野菜を栽培
農業から町を盛り上げる

福田さん写真

福田

 40種100品目の有機野菜を栽培しています。“顔のみえる販売”にこだわり、福岡市や北九州市の飲食店に出向き、直接納品しています。困っているのは鳥獣被害ですね。私のところではシカの被害が多く、頭が痛いところです。

知事写真

知事

 多品種栽培しておられてすごいですね。自分が育てた野菜が料理になるのを見ることは、生産者にとってモチベーションになりますよね。有害鳥獣対策として、県では、侵入防止柵の導入支援や、緩衝帯の整備など、専門家の知恵も入れながら取り組んでいます。大変だとは思いますが頑張ってください。

中安さん写真

中安

 体に良いといわれる菊芋を地域の特産品にしたいと考え、生産から加工、販売まで行っています。女性7人で始めましたが、現在は近くの小学生たちも「日本一の菊芋にしよう」と協力してくれています。

知事写真

知事

 菊芋ふりかけは大ヒットしましたね。女性と子どもたちのパワーを感じました。我々も菊芋をしっかり推していきますので、これからもよろしくお願いします。

地域の歴史・文化を守り
次の世代に伝える

原田さん写真

原田

 ちくじょう祭りは、15年前この町から祭りがなくなると聞き、10人で始めました。現在は来場者が1万人を超えるまでになりましたが、目指すは町民全員参加。昨年はキッチンカーを30台ほど呼んだり、地元産のお米を使った大食い大会をしたり、大いに盛り上がりました。実行委員不足は課題ですが、楽しい町のイメージづくりにつながる祭りにしていくため、頑張っています。

知事写真

知事

 面白い企画がありますね。子どもたちも喜ぶでしょう。参加することで、祭りの新たな担い手になってもらいたいですね。

神﨑さん写真

神﨑

 上城井(かみきい)地区の歴史や文化を継承していく取り組みをしています。農林業体験や神楽観賞といったツアーを行ったり、「寒田(さわだ)ばなし」という地域に伝わる面白話を絵本や紙芝居にして小・中学校の図書館に置いてもらったりしています。

知事写真

知事

 農業・ものづくり体験と、いろいろな地域を巡るコースを作ってもいいかもしれませんね。県では4月から運行を始めた「よかバス」で、築上町の観光地をPRしていきます。「寒田ばなし」に関しても、絵本などを通じて子どもたちがふるさとの伝承を受け継いでいく、とても大切な取り組みだと思います。

吉川さん写真

吉川

 直売所のある寒田地区は高齢化が深刻で、伝統文化が消滅しつつあります。そこで、伝統文化をつないでいく「つなぐプロジェクト」を独自で立ち上げ、その第一弾として昔ながらの寒田あられを製造販売しています。また、寒田野菜を広めたいという地域住民の声に応え、お店に並ぶ野菜に「寒田産」のシールを貼ってPRしたり、収穫体験イベントを実施したりしています。寒田の山奥から町のBuild UP!!につなげていきたいと考えています。

知事写真

知事

 色とりどりの寒田あられ、おいしかったです。寒田野菜やその加工品が開発されると1つのブランドになるかもしれませんね。県としても6次化商品開発の支援に取り組んでいますので、ぜひご相談ください。

意見交換を行う様子

新たな若きパワーで
漁業から町を盛り上げる

松村さん写真

松村

 長年やっていたアマチュア相撲でのケガをきっかけに高校教員を辞め、小さい頃の夢だった漁師になるため築上町に移り住みました。地域おこし協力隊として活動しながら漁師見習いをし、3年前に独立。いずれは自分で取った魚の加工まで手掛ける予定です。また、漁師を憧れの存在にして、漁業から築上町を盛り上げていきたいとも思っています。

知事写真

知事

 貴重な漁業の担い手として地元の皆さんも期待していると思います。農業もそうですが、若い人が参入してくれるよう稼げる仕組みを作っていかないとですね。若い皆さんが支え、1次産業から6次産業になっていく、これからが楽しみです。
 今日は皆さんのお話をお聞きする中で、築上町の新たな魅力を知り、大きな伸びしろを感じました。我々もしっかり取り組んでいきますので、一緒に築上町を、豊築、京築地域全体を元気にしてまいりましょう。今日は本当にありがとうございました。

知事の写真
寒田あられの写真

「寒田あられ」

視察先

築上町のいきいきスポット

旧藏内邸の外観 旧藏内邸を見学する様子

旧藏内邸

築上町の炭鉱王、藏内本家三代の住宅。明治30年代から大正時代に建てられた美しい近代和風建築で国の名勝に指定されている。意匠を凝らした空間から望む庭園も見事。3000体以上が展示されるひな祭りやお月見などイベントも開催。

  • 住所:築上町上深野396
  • 電話: 0930-52-2530
築上町有機液肥製造施設の写真 施設見学の様子

築上町有機液肥製造施設

町では、1994(平成6)年から農産物の安定的生産と農家の収入向上を目標に、し尿・浄化槽汚泥を原料とする液肥を製造し、循環利用を行なっている。2021(令和3)年に、全国で初めて液肥から肥料成分を濃縮する施設を設置。

  • 住所:築上町湊1287
  • 電話: 0930-56-0780(築上町産業課)