鶏肉好きな
福岡県民に愛される
ブランド鶏
がめ煮(筑前煮)やかしわ飯、水炊きや鶏すきといった郷土料理があるなど、鶏肉を好んで食べる文化がある福岡県。これは江戸時代に福岡藩が財源を確保するため鶏卵の専売体制を敷き、領内での養鶏を奨励したという歴史があり、祭事など晴れの日には飼っている老鶏を食べる風習が根付いたといわれています。
そんな歴史的な背景もあり、鶏肉の味にこだわりを持つ県民にブロイラーよりもおいしく手頃な価格で楽しめるようにと、県が長年かけて開発したブランド鶏は、1999(平成11)年、県民からの公募で「はかた一番どり」と名付けられました。
県で長く愛されてきた在来種の地鶏「さざなみ」とブロイラーにも使われる「ホワイトプリマスロック」の交配で生まれた「はかた一番どり」は、うま味とさっくりとした歯応えが特長。一般的なブロイラーに比べて、うま味成分のイノシン酸が約15%多く、その肉質は水炊きや焼き鳥、唐揚げなど、どんな料理とも相性がいいと評判です。県内に7カ所ある指定農場※で、県特産の八女茶を配合した専用飼料を与えながら平均65日をかけて育てる丁寧な飼育体制も、自慢の鮮度と品質を維持する大きなポイント。福岡県民のみならず全国の鶏肉好きに安心と満足を届けるブランド鶏をぜひ、ご賞味ください。
※所在は、久留米市、大牟田市、田川市、うきは市、糸島市
「はかた一番どり」は平飼いで、ヒノキやクス、スギのチップを敷き、平均12羽/平方メートルの広い飼育環境で育てられる
「はかた一番どり」は、八女茶を配合した専用飼料により、カテキンの抗菌作用もあり健康的に成長する
飼育日数はブロイラーよりも20日ほど長い平均65日で、これにより肉質が変わって、さらにおいしくなったと評判
うま味成分のイノシン酸が多く、味に深みがある。また弾力がある肉質も、鶏肉好きな県民に愛される。シンプルに焼いて塩コショウで食べると、よりそのおいしさが分かる