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家畜衛生に関するお知らせ
本ページでは、家畜伝染病、獣医事、動物薬事及び家畜衛生に関する情報を発信しています。
随時更新しておりますので、ご注意ください。
家畜伝染病に関する情報
国内におけるランピースキン病の発生について
令和6年11月6日、福岡県の乳用牛飼養農場において、国内では初めてとなる「ランピースキン病」の発生が確認されました。
本病は近年アジア全域で感染が拡大しているウイルス感染症で、牛や水牛の病気です。症状として、全身(特に頚部・背部・外陰部など)に数個から数百個の大小様々な結節が観察されるほか、食欲不振、発熱、泌乳量減少などが観察されます。一般的に死亡率は低く、自然治癒します。本病は、蚊、ハエ、ダニなどの節足動物を介した伝播や、感染した牛の移動により感染が拡大し、血液を介して感染するとの報告もあります。
また、届出伝染病であり、万が一発症した場合には当該牛の生乳出荷自粛や隔離が必要となることから、日頃から(1)殺虫剤や粘着シートによる害虫対策、(2)導入等移動時の観察徹底、(3)畜舎内の清掃や使用器具の消毒による侵入防止対策が重要となります。
毎日の健康観察を徹底し、本病を疑う臨床症状を観察した場合には診療獣医師または家畜保健衛生所に連絡をお願いします。
※本病は牛の病気であり、人に感染することはありません。
ランピースキン病の侵入防止対策について(リーフレット) [PDFファイル/702KB]
ランピースキン病ワクチンについて(リーフレット) [PDFファイル/609KB]※12月17日掲載
詳細は農林水産省のホームページに記載されています。
県内におけるランピースキン病の対応方針について
ランピースキン病における本県の対応方針について [PDFファイル/72KB]
ランピースキン病ワクチン接種の推進について [PDFファイル/35KB]
県内におけるランピースキン病の発生状況等について
発症牛は、発生農場の自主的な淘汰と併せて、ランピースキン病防疫対策要領の規定に基づき、発症確認日から28日経過以降に生乳出荷自粛解除のための遺伝子検査を実施しています。
ランピースキン病発生状況(1月22日時点)※現在の発症頭数0頭 [PDFファイル/16KB]
LSDワクチン接種状況(令和7年3月10日時点) [PDFファイル/15KB]
県内LSD発生農場一覧(12月18日時点) [PDFファイル/15KB]
福岡県LSD発生位置図(12月18日時点) [PDFファイル/85KB]
ランピースキン病の対策について(12月11日 福岡県畜産課作成) [PDFファイル/1018KB]
県内におけるランピースキン病の沈静化状況について(令和7年2月27日現在)
本県内において、最後の発症牛の確認日(令和7年1月22日)から感染リスク判断の目安となる35日(※)を経過し、同病の発生は沈静化している状況です。
今後も、ワクチン接種の推進及び吸血昆虫対策等に努め、新規の発生が無いように取り組んでまいります。
※ランピースキン病防疫対策要領の規定により、ランピースキン病の侵入経路や他農場への伝播の有無等を調査するため、発生農場において、牛の移動や車両・人の入退場といった、疫学情報を確認する期間。
高病原性鳥インフルエンザに関する情報
高病原性鳥インフルエンザに関して、重要なお知らせ等を掲載します。
豚熱に関する情報
現在、県内で豚熱は確認されていません。
九州では佐賀県・長崎県で野生イノシシでの豚熱感染が確認されています。(令和7年2月3日時点)
なお、佐賀県の野生イノシシ豚熱陽性事例を受け、糸島市の一部が感染確認区域となっております。
【感染確認区域について】
感染確認区域とは、豚熱ウイルスに感染した野生イノシシが発見された地点から半径10km圏内の区域です。
現在の感染確認区域は以下の地図のとおりです。
感染確認区域(令和7年2月7日時点) [PDFファイル/93KB]
県内の感染確認区域については随時、更新するため、最新情報をご確認ください。
【豚熱ウイルスの拡散防止対策のお願い】
・感染確認区域から出る際には、靴、衣類、車両、猟具等の資材については、土等の汚れを落とし消毒すること。また、作業終了後に手指の消毒を実施してください。
・捕獲イノシシ及び肉(内臓・血液等を含む)等は原則、感染確認区域外へ持ち出さないでください。
獣医事に関するお知らせ
獣医事に関して、重要なお知らせ等を掲載します。
動物薬事に関するお知らせ
動物薬事に関して、重要なお知らせ等を掲載します。
家畜衛生に関するお知らせ
県では、家畜伝染病予防法第12条の3の4の規定に基づき、国の飼養衛生管理指導等指針の変更を受け、「福岡県飼養衛生管理指導等計画」を変更しました。