知事といきいきトーク 2024年8月26日 大牟田市

　新たな祭りを創りたいという思いから、一日に多数のイベントを同時に行う「まち、いこ！Gyanフェス」を昨年初めて開催しました。非常に評判が良く、今年も11月に開催予定です。また、少子化に歯止めをかけるため、婚活イベントを手掛け、県・市と連携し出会いから結婚までの流れを分かりやすく説明するセミナーも行っています。

　「大牟田わかもの会議」は、大牟田市への愛着や誇りを持つ若者が集い、語らい、学び、そしてつながりや活動を生みだすプロジェクトです。イベントの開催や、大牟田市の情報発信、空き家のリノベーションなどさまざまな活動を通して、日々自分自身の成長を感じています。市民の皆さんとの関わりも増えていく中で、大牟田市がより好きになり、将来、大牟田市のために働いていきたいと思っています。

　わかもの会議で企画した高校の垣根を越えた合同文化祭「リリフェス」は、イベントチラシのデザイン、ステージイベントの出演依頼、当日のプログラム作りと大変でしたが、たくさんの人のサポートのおかげで、無事開催できました。この経験を通して感じたのは、大牟田市は年齢や経験に関係なく、チャレンジできるまちだということ。今後も仲間を増やして新たなプロジェクトに挑戦していきたいです。

　日本茶専門店として、急須を持たない若い世代にどうすれば日本茶を普及できるのかを考えています。県の支援の下、オリジナルティーを開発したのもその一つです。ポップなデザインにもこだわり、急須がなくても楽しめる、ひも付きのティーバッグを作りました。また、おおむたまちゼミ実行委員会に加わり、商店街の活性化にも取り組んでいます。

　デジタル人材の育成とシステム開発体制の強化に取り組んでいます。最近では、インターンシップを受け入れ、デジタルを活用した市の課題解決策を、学生から市長に提案してもらいました。また、地域活性化に向け、ボランティア活動などに参加して貯めたポイントで、市内で買い物ができるという地域ポイントの取り組みを検討しているところです。

　大学では情報学科を専攻しましたが、60年農業を営んできた祖父と話す中で跡を継ごうと決意して就農し、今年で13年になります。農業は汗だく・泥だらけのイメージがありますが、最近はドローンなどを活用したスマート農業により、ずいぶん作業が楽になっています。しかし、若い担い手が少ないことは課題です。

　建築関係の仕事から特別養護老人ホームに転職しましたが、外とのつながりが弱いと感じました。そこで、大牟田市介護サービス事業者協議会に入り、事業者同士のつながりをつくり、現在は地域との連携に取り組んでいます。市内のアクティブシニアの皆さんにご協力いただき、VRを活用した利用者との交流も行っています。