2024 WINTER
SMILE 移住・定住 Vol.18 今回の移住先 築上町

加藤さんの活動拠点である寒田地区の「牧の原(まきのはる)キャンプ場」にて、キャンプ場に併設されている直売所「まこちの里」を運営する大塚 久美子(おおつか くみこ)さん(左)・吉川 綾(よしかわ あや)さん(右)姉妹と
【移住者】
加藤 詩乃(かとう しの)さん(写真:中央)
神奈川県横浜市→築上町(移住歴2年)
「まちづくりに関わりたい」という思いから築上町の地域おこし協力隊に参加。それまで九州には縁がなく、福岡県を訪れた経験はゼロ。協力隊の仕事を通して今ではすっかり町になじみ、任期終了後も定住することを決めました。

地域おこし協力隊の一員として、築上町役場まちづくり振興課に所属
私の人生を大きく変えた
寒田(さわだ)地区との出会い
大学時代のゼミがきっかけでまちづくりに興味を持ったという加藤さん。横浜市でのグラフィックデザイナーとしての仕事は楽しかったものの、「まちづくりに関わりたい」という思いが消えず、地域おこし協力隊に応募。現在は町の南部に位置する寒田地区を紹介するリーフレットを作成するなど、デザインの技術を生かして、地区の魅力を発信する活動をしています。「寒田地区の皆さんは地元愛にあふれており、地域を盛り上げるためにいくつになっても挑戦を続けています」と加藤さん。そんな姿に魅了され、協力隊の任期が終了する12月以降も築上町に定住することを決めました。
DIYで自宅を事務所とカフェに!
みんなの居場所を目指して
現在は町内にデザイナー事務所を設立し、自宅兼事務所にするために自宅をDIY中。ゆくゆくは寒田地区のおいしい野菜を使った料理や、出身の愛知県の文化であるモーニングを楽しめるカフェも併設する予定です。「これからもまちづくりに関わっていきたい。カフェは地元の人や移住してきた人が集まれる場所になれば」と加藤さんは笑顔で語ります。
築上町の移住支援制度
移住支援金
福岡県外から築上町に移住し、就業、テレワーク、起業などの各種要件を満たす人に移住支援金を支給します。
空き家・空き地バンク事業 補助金
空き家・空き地バンク制度を活用して購入した家屋の改修・建て替え・新築に係る費用や、契約における仲介手数料の助成などを行います。