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2024 AUTUMN

SMILE 移住・定住 Vol.17 今回の移住先 添田町

添田神社にたたずむ田中 博史(たなか ひろし)さんの写真

恵美子さんとよく一緒に散歩に来ていた添田神社。昔ながらの自然豊かな環境がお気に入り

 添田町に来たのは、妻・恵美子(えみこ)さんの体に病気が見つかったのがきっかけ。和食の料理人で仕事人間でしたが、「夫婦でのんびり暮らせる場所を探そう」と移住を決意しました。ここでの暮らしは6年目。すっかりなじみ、日本料理店を営みながら穏やかに暮らしています。

お店では働く田中さんの様子

2023(令和5)年に「天麩羅割烹(てんぷらかっぽう) 味舌(ました)」をオープン。大阪とは食材が異なるので勝手が違うこともあるそう

田中さんと愛犬アトムの写真

今は恵美子さんの月命日に出会った愛犬アトムとの1人+1匹暮らし。福津市で暮らす息子さんや大阪の友人が訪ねてくることも

自然豊かな静かな環境で
妻の闘病生活を支えて

大阪府出身の博史さんは、関西で腕を磨いてきた料理人。移住前は大阪府枚方(ひらかた)市で日本料理店を営み、早朝から夜遅くまで働く多忙な毎日でした。恵美子さんの病気が見つかったのはそんな時だったのだとか。「仕事を辞めて、夫婦でのんびり過ごそう」と決意し、移住先を探しました。福岡県内を視野に入れたのは、息子さんが福津市にいたから。さまざまな場所を検討する中で、自然に恵まれた環境が気に入って添田町に移住しました。

再び始めた日本料理店
友人にも恵まれ充実の日々

恵美子さんとは近所をよく一緒に散歩していたので、町のあちらこちらに思い出がいっぱい。移住当初は再び仕事をするつもりはなかったそうですが、恵美子さんが亡くなった後、近所の人の後押しもあり、自宅を改装して日本料理店をオープン。お客さまにも恵まれ、毎日忙しく働いています。公民館に酒とつまみを持って集まる「酒味(しゅみ)の会」に参加して友人も増え、穏やかで充実した暮らしを送っているそう。「大阪と最も異なるのは時間の流れ方。もう添田町にすっかりなじんでいます」と笑顔で語ります。

博史さんが営む 日本料理店

天麩羅割烹味舌

所在地:田川郡添田町添田2434-3
電話:090-8195-2339
定休日:水・木

添田町の移住支援制度

空き家・空き地バンク制度

添田町内の空き家や空き地を貸したい・売りたい人、借りたい・購入したい人をマッチングします。(空き地は売買のみ)

創業等支援事業補助金

添田町内で新たに創業または、事業承継、もしくは第二創業を含めた新事業展開を行う人を支援します。

※いずれも対象となる人には条件があります