知事といきいきトーク/遠賀町
知事といきいきトーク/
遠賀町
遠賀町で活躍する皆さん 前列左から
尾仲 一幸(おなか かずゆき)さん:株式会社 釣研 業務部長兼総務グループマネージャー
奥村 稔(おくむら みのる)さん:株式会社 釣研 代表取締役社長
東郷 正江(とうごう まさえ)さん:あまねや 店主
三原 富子(みはら とみこ)さん:遠賀町食生活改善推進会 会長
金田 淳二(かなだ じゅんじ)さん:遠賀屋 糀(こめのはな) 代表
白木 孝志(しらき たかし)さん:遠賀町青年部活性協議会 会長 ふき農家
後列左から:安部弘彦 県議会議員、松本國寛 県議会議員、服部誠太郎 県知事、古野修 遠賀町長、仲野新三郎 遠賀町議会議長、藤井紅一郎 遠賀町企画政策課長
“にぎわい”のあるまちづくり
「知事といきいきトーク」4回目の訪問先は、「まちがつながり ひとがつながる 未来へつなぐ遠賀町」を目指して、まちづくりに取り組む遠賀町。地域で活躍されている皆さんとともに、「安心安全とにぎわいの創出」をテーマに意見交換を行いした。
遠賀町が世界に誇る企業と人と人とがつながるカフェ
奥村 釣り具の製造会社で、全ての工程を自社で手掛けています。特に国内トップシェアを持つウキは、1/100グラム単位で調整しながら製造しています。今後は海外への販売を強化していこうと考えているところです。また、公益財団法人日本釣振興会の活動として、子どもたちに向けたプールでの釣り大会などにも取り組んでいます。
知事 釣り具のトップメーカーが遠賀町にあることは県としても誇らしいです。釣り人からの評価も高いと伺っています。社会貢献活動への取り組みにも感謝いたします。
東郷 遠賀川駅前のエリアを盛り上げていきたいと思い、6年前に東京から帰ってきて、マルシェイベントの企画をしていました。3年前には人々が集える場所として「あまねや」をオープン。昔、駅にあり町民の思い出となっている「たい焼き」があれば人が集まりやすいのではないかと思い看板商品に。目指すのは、当店が皆さんの暮らしを少しでも楽しく、豊かにするきっかけになることです。
知事 駅前で人と人とがつながる場を作っておられるのは素晴らしいこと。今後、「おんがみらいテラス」が完成し、駅南側では都市計画が進むため、遠賀川駅を中心にさらなるにぎわいが生まれそうですね
食を通した健康づくりと世界を目指す米粉麺
三原 公民館や学校での調理実習、地産地消の推進、郷土料理の継承などを通して、町民の皆さんの健康づくりに努めています。特に地産地消の取り組みである「おんがめし」はYouTubeでレシピの配信もしています。
知事 食は健康の源ですからね。県では現在、減塩を目指す「スマソル」こと、「スマートソルティング」に取り組もうとしていますので、レシピをご提案いただければと思います。
金田 県産米で作る米粉麺「べいめん」を提供する「遠賀屋 糀」を営んでいます。2009年から、お米の麺を開発し、今では皆さんに「おいしい」と言っていただけるようになりました。昨年は悲願であった無添加の乾麺の製品化にも成功。今後、グルテンフリー食材として世界に発信していきたいと考えています。
知事 今回「ふくおか6次化商品セレクション」でも表彰させていただきましたが、グルテンフリーの米粉商品は国内外で広く需要があると思います。県としてもしっかりと応援させていただきます。
時代に先駆け、農商工連携、6次産業化を推進
白木 25年前、町に特産品を作ろうと、商工会青年部とJA青年部が一緒になって立ち上げたのが遠賀町青年部活性協議会です。近年高い評価をいただいている日本酒「遠賀の雫」、その酒かすを使った焼酎、昔ながらの圧搾製法の菜種油などを生産しています。
知事 農商工連携、6次化という言葉が存在しない時代からそれを実践されていたとはすごいですね。町の自然や歴史、人々の思いが伝わるストーリー性のある商品作りも素晴らしいです。
遠賀町は里と海が遠賀川でつながり、産業もつながり、そして人々がつながっている町だと改めて認識しました。本日は、有意義な話を聴かせていただき、ありがとうございました。