福泊の旅 泊まる、見つける、福岡のいま|筑豊
福泊の旅 泊まる、見つける、
福岡のいま|筑豊

A)上野焼の里に近い「天郷の一本桜」。大きな枝振りが見事に咲き誇る
B)鮮やかなチューリップが河川敷を染めるチューリップフェア。今年は通常開催の予定
泊まってゆっくり過ごすことで初めて見つけられる風景があります。「福泊の旅」は、1泊2日で出掛けるからこそ出会える福岡の風景をご紹介するシリーズです。
筑豊
春の陽気に誘われて 香り華やぐ花見旅
春がやって来た!心軽やかに桜や新緑が楽しめる春の季節は筑豊の旅がおすすめ。
まず向かうのは山々に春の息吹が満ちる添田町。4月にはシャクナゲまつりも開かれるなど、多彩な花が彩る英彦山花園は目的地の一つ。彦山川や遠賀川の堤防にも菜の花が咲き誇り、青空と草花の緑、黄色い菜の花のコントラストが鮮やかです。
次の目的地は添田町から少し離れた飯塚市。江戸時代には、シュガーロードとも呼ばれる長崎街道の宿場町として栄え、多くの銘菓が生まれました。そこで見つけたのが、ビーン・トゥ・バー※のチョコレートを製造・販売する小さなお店。静かな住宅地の一角で、温まるホットチョコレートをぜひ。宿泊は手ぶらでグランピングを満喫できる「ザ・リトリート」へ。バーベキューやキャンプファイヤーも楽しめて自然と触れ合う開放感も人気です。翌日は福智山の麓(ふもと)にある「天郷(てんごう)の一本桜」へ向かい、その足で400年以上の歴史を持つ上野(あがの)焼の陶芸体験を。最後にはお隣りの直方市で「直方レトロ」の周辺を散策しながら、遠賀川河川敷でチューリップフェアを楽しんでみては。川面を輝かせる日差しと20万本の色鮮やかなチューリップで癒やされて、のどかな花見旅の締めくくりです。
※カカオ豆の買い付けからチョコレートバーの製造までを一貫して行うこと

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1.シャクナゲは添田町の町花。英彦山花園をはじめ、春の旅で多く見ることができる
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2.3.4.5.カカオ豆の栽培から全ての過程を研究している「カカオ研究所」。ベトナム産のカカオ豆を中心にとことんこだわって作られたチョコレートを販売

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6.悠々と流れる彦山川の向こうには美しい福智山の連なりが見える

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7.8.9.「ザ・リトリート」は、飯塚国際車いすテニス大会(JapanOpen)の開催地である筑豊緑地の敷地内に。グランピングはテントの他にキャビンやキャンピングカー、ホテル棟も。暖かくなれば朝ヨガを屋外で
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10.11.上野焼の里にある庚申窯(こうしんがま)では1人3000円でろくろ体験や手びねり体験が楽しめる(要予約)。自分だけの陶器作りを思い出に
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12.13.石炭産業の中心地として栄えた直方市には明治・大正時代のレトロな建築物が多く残されている

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14.直方市の遠賀川リバーサイドパークの桜も見事。チューリップフェアと合わせてぜひ
●カカオ研究所 [住所]飯塚市東徳前17-79 [電話]0948-21-1533
●ザ・リトリート [住所]飯塚市仁保8-37 [電話]0948-82-3177
●庚申窯 [住所]田川郡福智町上野1937 [電話]0947-28-2947
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