知事といきいきトーク/大野城市
知事といきいきトーク/
大野城市
大野城市で活躍する皆さん
藤田 實(①)(ふじた みのる)さん:大野城市区長会 副会長
山﨑 貞水(②)(やまさき さだみ)さん:高架下周辺まちづくり連絡会議委員
原田 康男(③)(はらだ やすお)さん:大野城市商工会 副会長
〈青少年ボランティア団体それいけ☆青年組のメンバー〉
川附 春菜(④)(かわつき はるな)さん:高校2年生
立花 空(⑤)(たちばな そら)さん:高校3年生
渡邊 日加里(⑥)(わたなべ ひかり)さん:高校3年生
大谷 清美さん(⑦)(おおたに きよみ)さん:子育て支援団体、認定NPO法人 チャイルドケアセンター 代表理事
林田スマさん(⑧)(はやしだ)さん:大野城まどかぴあ 館長
井本宗司 大野城市長(⑨)、服部誠太郎 県知事(⑩)、井上順吾 県議会議員(⑪)、井上博隆 県議会議員(⑫)
コミュニティによるまちづくり
知事が県民の皆さんのもとに出向き、地域で活躍されている皆さんと意見交換を行う「知事といきいきトーク」。3回目となる今回は2022年4月に市制施行50周年を迎えた大野城市を訪問し、これまでの50年を振り返りながら、これからの50年について意見交換を行いました。
市民と行政がつながるコミュニティ都市、大野城
藤田 大野城市において行政区(自治会)は、最も身近なコミュニティとして、地域の活性化や安心安全な地域づくりのほか、祭りなどの伝統を未来に伝える役割を担っています。しかし高齢化に伴い、役員の担い手不足などの問題も。今後、持続可能な自治会をいかに作っていくかが課題となっています。
知事 大野城市は、市民の皆さんとの協働により、まちづくりに大きな力を発揮されています。コミュニティの活性化は県としても大きな課題。担い手不足の解消など連携して取り組んでいきます。
まちづくりの真ん中にあるコミュニティを目指して
山﨑 西鉄天神大牟田線の高架化で町は大きく変貌し、高架下の活用に大きな期待が寄せられています。活用を検討するに当たって重要なのは市民の皆さんにとって“大好きなまち”であり続けること。そのために、私たちの組織では、魅力ある店舗の誘致やイベントの実施などに取り組んでいます。
知事 高架化の事業は市民の皆さんのご理解とご協力により実現しました。これから高架下を活用したまちづくりが本格化すると思いますので、県としてもしっかり支援していきます。
原田 大野城市商工会は全国的にみても会員数が多い。コロナ禍においてはプレミアム商品券など県からも支援いただきましたが、小規模事業所はまだ経営が厳しい状況です。
知事 プレミアム商品券は、地域の消費喚起だけでなく、物価高騰の中で生活支援の役割もあると思いますので引き続き支援を行っていきます。この他にも小規模事業所が活用できる助成制度などもありますので、ぜひ商工会を通じてご紹介いただければと思います。
川附 それいけ☆青年組は、高校生以上で構成された団体で、子どものためのイベント企画など地域のリーダー育成につながる活動を行っています。
渡邊 具体的には市内イベントへの出店などを行っており、一昨年度からは自分たちで考えて親子工作企画も始めました。
立花 自分たちのスキル向上を目的として、小学生に対する話し方や指導のやり方などスキルアップ講習を実施しています。
知事 自分たちで企画して活動していることは、素晴らしいことです。この経験は社会で必ず生きると思います。これからの福岡県を支えていく人財を育てるため、夢に向かってチャレンジする若い皆さんをしっかりと応援していきます。
みんなの居場所であり、交流の場でもある子ども食堂
大谷 「子どもを真ん中に地域で育て、育ちあう」を合言葉に、子育て支援や女性の活躍支援などの活動をしています。コロナ禍での活動の中心は子ども食堂です。貧困のイメージが強いのですが、地域の居場所であり、多世代の交流の場です。公園や空き地が減っている今こそ、地域のインフラとして定着させていきたいです。
知事 子どもたちの育成の場になっているのですね。県としても市と連携を図り、支えていきたいと思います。
林田 長年まどかぴあに携わり、大野城市は、市民同士そして、行政と市民が上手につながっていると感じます。皆さんの話を聞いて、やはり大野城の自慢はこのつながる力が強いことだと思いました。
知事 大野城市は市民のパワーがあり、これからの大きな可能性を感じました。本日いただいたご意見を受け止め、今後の施策に生かしていきたいと思います。