Fukuoka Pride Food
豊かな竹林資源を抱く北九州市・合馬地区は、県外の市場や料亭でも指名される全国的に有名な「合馬たけのこ」の産地。こだわりの土壌がもたらす、福岡が誇る逸品です。
地面から顔を出す前に見つけ出す、ふくよかな春の味覚
歯触りの良い柔らかな食感と豊かな風味が特徴の「合馬たけのこ」は、その上品なおいしさで全国的に名をはせています。
生産者によって美しく管理された竹林では、青々とした竹が天を仰ぐように成長し、3月下旬から4月上旬の最盛期に向け、たけのこの収穫が始まっていました。品質の良いたけのこの生産に欠かせないのが、土づくり。合馬地区特有の粘土質で水分を適度に含んだ赤土の土壌に、油かすなどを加えた肥料を年に4回与えることで、うま味が増し、甘みのあるたけのこに育ちます。
また、竹林全体に土を盛る「客土(きゃくど)」も特徴。これによりたけのこが日光や空気にさらされて、変色したり硬くなったりするのを防ぎ、白色で柔らかく、えぐみの少ない良質なたけのこの割合を高めます。
たけのこは鮮度が命。成長したたけのこが土を押し上げてできるわずかなひび割れを目印に、慎重にくわを入れて掘り出し、すぐに出荷。鮮度を保ったまま全国にお届けしています。
日々の手入れと、栄養分をたっぷり含んだ土壌が、「合馬たけのこ」を健やかに太らせ、えぐみの少ない逸品に仕上げています。そのふくよかな味の極みをぜひ、ご賞味ください。