県では、企業・事業所のトップが従業員の仕事と子育ての両立を支援する具体的な取り組みを宣言、
それを県が登録する「子育て応援宣言企業」登録制度を実施しています。
子育て応援宣言企業で表彰を受けた企業の取り組みをご紹介します。
福岡県子育て応援宣言登録マーク
詳しくはWEBサイトまで
ヨコクラ病院では、育児休業からの復帰後も安心して働けるよう、夜勤にも対応した院内託児所を設置しています。育児休業から復帰し託児所を利用している小柳八千代(こやなぎ やちよ)さんは「子どもに何かあっても、すぐに様子を見に行ける」と話します。勤務面でも、夜勤免除や短時間勤務、雇用形態の転換などが積極的に行われており、制度利用者も多く、互いに協力し合う意識が院内で浸透しています。
地域の子どもも入所可能で、職員だけでなく地域の子育て世代も支援している
地域の人々に密着した医療を提供する総合病院。予防・治療・健康増進と生活向上のため、保健・医療・福祉サービスの連携を重視し、患者さんが信頼でき、職員が安心して働ける病院づくりに努めています。
「人財が会社の根本である」という理念のもと、子育てや介護などさまざまな事情を抱える社員の多様な働き方を尊重しています。中途入社し、第二子の出産を機に育児休業を取得した梶原由美(かじわら ゆみ)さん。新しい職場環境での育休申請で不安もありましたが、周囲は温かく、最初に「おめでとう」の言葉をもらえたことがとても嬉しかったそう。テレワーク(在宅ワーク)なども導入し、男女の区別なく働きやすい基盤づくりが進んでいます。
子どもたちを招き、職場体験を実施。家族の絆をさらに深めることにつながっている
「よい医療は、よい経営から」をコンセプトに、医療機関が効率的で質の高い医療を実現するパートナーとして、コンサルティングをベースに、医業経営のトータルサポートを行っています。
社内では以前から「提案箱」を設置し、小さな気付きにも対応できる職場環境をつくってきました。そのことも、相談しやすい職場の雰囲気づくりにつながっています。初めての出産で、子どもを育てながら働くことに不安があったという杉山千春(すぎやま ちはる)さん。現場とのチームワークが重要な業務のため、子育てと仕事を両立する中で「改めて周囲の人の支えを感じた」と語ります。地域の子どもたちや障がいのある方、高齢の方も積極的に関わり、地域との連携や活性化にも力を入れています。
社員の家族や親戚を交え、ポスターコンクールを実施。会社では子どもたちを招いて表彰式も開催
構造物やプラント設備などの目に見えない劣化や損傷を、最新の技術で検査・調査。事故を未然に防ぎ、「構造物のドクター」として地域社会に安全と安心を提供しています。
以前から自然なこととして職員の子育てや介護に関する取り組みを行ってきた福智会。職場に子育て経験者が多いことから、育児の相談もしやすく理解してもらえる安心感があります。子どもを連れての出勤も可能で、職員だけでなく入所者も喜んで迎え入れてくれるため「みんなで子育てをしているような心強さ」を感じるそうです。育児休業からの復帰後も無理なく働ける環境は、仕事に対するモチベーションにもつながっています。
施設内での運動会をはじめ、多数のイベントを開催。施設利用者やその家族に限らず、スタッフや地域の人も楽しめるよう取り組んでいる
触れ合いと生きがいのある楽しい老後の「憩いの場」を提供する、特別養護老人ホームを運営。明るく家庭的な雰囲気のもと、地域や家族との結びつきを重視した運営を行っています。
福岡保養院では昭和4年の開設以来、時代に合わせた働く環境づくりをしてきました。当院で初めて男性の育児休業を取得した作業療法士の熊谷武(くまがい たけし)さんは、部長からの声掛けが後押しとなったそう。「出産後すぐの貴重な時期に、育児に携われて良い経験になった」と語ります。休業中の職場の体制も仕組みづくりがしっかりなされています。男女問わず当たり前に制度を利用できるような環境を次の世代にもつなげようと、取り組みはこれからも続いていきます。
社内ウェブを通じて規定を職員に周知しており、男女問わず制度を利用できるという意識が浸透している
「思いやり」「誠実」「信頼」の精神医療を理念に、患者を尊重した精神医療を行っています。行政と連携し精神科救急患者に対応するとともに、幅広い精神疾患や認知症を持つ患者の治療を行い、地域の精神医療に貢献しています。
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