10回目を迎える人気イベント
笑いと感動でまちおこし
出演者の皆さん。昨年は2日間で約5000人の来場者を誇った
大道芸と舞台公演からなる「志免祭(しめさい)」。公演数は2日間で約80を誇り、国内外で活躍するトップパフォーマーが一堂に会します。実行委員長を務めるMr. BUNBUN(以降、ブンブン)さんも出演者の一人。テレビやCMにも引っ張りだこの大道芸人です。そんなブンブンさんが志免祭を手掛けるようになったのは平成23年のこと。縁あって志免町に自宅兼劇場を構えたブンブンさんの元に地元の有志が「炭鉱のまちとして栄えた頃のにぎわいを取り戻したい」と相談に訪れたのが始まりです。
「開催日が東日本大震災の直後だったため、当初は反対の声もあり中止を考えましたが、来場者からは『久しぶりに笑った』『ありがとう』の声。うれしかったですね」と当時を振り返るブンブンさん。さらに「開催の合図に花火を打ち上げよう」「子どもに配るお菓子を用意しよう」と、協力を申し出る人も続々。
来年で10回目を迎える志免祭は4月に開催予定で、規模を拡大して実施するとのこと。来年が待ち遠しいですね。
観客を巻き込んで盛り上がれるのが大道芸の醍醐味(だいごみ)
志免祭の特徴の一つが、演劇も楽しめること
Mr.BUNBUNさん。リンゴを食べながらのジャグリングがおはこ
志免町から糟屋郡全域へ
マルシェを通して元気を発信
平成27年から年に1、2回開催されている「志免マルシェ」。最初は、志免町近郊の経営者や作り手10組が集まり、マンションの集会所で開催したのが始まり。「物販の他、マッサージなどの癒やし、ワークショップ、ステージイベントも用意して、お客さまに楽しんでもらえるマルシェを目指しました。そのかいあってか、1回目から大盛況でした」と、代表の冨永優子(とみなが ゆうこ)さんは語ります。「次はいつ?」「私も出たい」の声に後押しされ、2回、3回と、回を重ね、今では出店者約35組、約1000人もの来場者を誇る人気マルシェに。出張出店や他イベントとのコラボなどの引き合いも多く、「地域から必要とされているところにやりがいを感じる」と話します。
平成29年には志免マルシェから志免活性化チーム(現・元気な志免人(しめんちゅ))が結成され、またそこから近隣の町に、新たなまちおこしグループが次々と誕生。「志免町はもちろんですが、糟屋全体を元気にしていけたら」と意気込む冨永さん。次回、第8回のマルシェの開催を見据え、拡大を続けるこの取り組みから目が離せません。
4回目から「シーメイト」に会場を変え、マルシェの規模も拡大
今年は「タテコウヤグライブ」とコラボして野外ライブも
現在5人からなる志免マルシェ実行委員会の皆さん
志免町とその周辺で作られるおいしいもの、すてきなものが集結
問い合わせ
志免マルシェ事務局(ミコー薬局内)
電話092-935-3960
ファクス092-982-2304
中(なか)の坪(つぼ)公園のメタセコイアの木には、毎年冬の夜空を彩るイルミネーションが点灯され、多くの人が訪れる。今年は11月3日から点灯予定
毎年11月に開催される町の一大イベント。町制80周年を記念し、今年は11月3日に、「商工まつり」と同時開催予定
町を南北に走る県道68号線沿いには、屋号に「龍」の付くラーメン店が連なり、「ドラゴンロード」とも呼ばれている
県道68号線と、まちのシンボルでもある竪坑櫓をモチーフとしたグッズが人気。町内の商店主を中心としたグループ「志免68」が販売
約400年の歴史を誇る「博多曲物(まげもの)」、竪坑櫓などを表現した「寿司ケーキ」、黒糖スポンジに純生クリームの絶妙ロールケーキ「しめ巻」など、逸品が多数
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