石炭や労働者を運ぶ「ケージ」と呼ばれるかごを昇降させるために1943(昭和18)年に建てられた竪坑櫓。
機能的で無駄のない造形美で、まちの中心に真っすぐ屹立(きつりつ)している。国指定重要文化財
※竪坑櫓は現在保存修理工事中。令和2年10月まで(予定)
福岡市の中心部から約8キロメートル東に位置する志免町。今年4月に町制80周年を迎えました。
福岡市内へはもちろん、福岡空港に隣接するため、国内外へのアクセスも抜群。商業施設や大きな公園など、コンパクトなまちに都市機能が集い、その暮らしやすさから、近年は福岡市のベッドタウンとして人口増加を続けています。
竪坑櫓(たてこうやぐら)やボタ山など炭鉱時代の風景も残しつつ、未来の担い手である子どもたちの健やかな成長を町全体で支援していく、誰もが輝く住みよいまちづくりが進められています。
町民の健康と福祉の一大拠点。子育て支援センターや大浴場のある入浴施設の他に、ナイター設備完備のグラウンドやカラフルな遊具などもあり、町民の元気と癒やしの源泉となっている
江戸時代から続く秋の伝統行事。悪疫退散(あくえきたいさん)と豊かな一年を祈願し、毎年トーナメント式の子ども相撲を開催。昔は石を投げ合うほど勝負に熱狂していたという史実が名前の由来に
子どもの権利条例によって制定された「しめまち子どもの権利の日(11月20日)」。毎年、子どもたちが参加して白熱のかるた大会が繰り広げられている
毎年春になると、池の周囲に沿って植えられた桜が訪れる人を楽しませる。池の外周は約800メートルあり、ウオーキングコースが設置されているため、散歩にも最適
志免福祉公園近くの広場では、毎年10月下旬になると、色とりどりのコスモスが一面に咲き乱れる。少し高台に位置しているため、コスモスを鑑賞しながら街並みを一望できる
古墳時代に造られた、糟屋(かすや)地区最大の円墳。竪穴式石室(たてあなしきせきしつ)からは九州で8例しかない琴柱形石製品(ことじがたせきせいひん)や鏡、3300もの玉(たま)類などが出土。国指定史跡
大自然を満喫できる、森に囲まれた公園。初夏には敷地内の小川に蛍の姿も。100メートル級のローラースライダーをはじめ、魅力的なアスレチック遊具も豊富
「未来の担い手と共に育つまち」を掲げる志免町。平成19年には、九州で初めて「子どもの権利条例」を施行しました。
また、シーメイトにある「子育て支援センター」では、親子や保護者同士の交流・遊び場を提供する他、子育てに関する相談や情報の発信なども行い、子どもを持つ世帯を支えています。
他にも、公園など親子で出掛けやすい環境の整備や、学力向上のための取り組みなど、安心して子どもを産み育てることができるまちづくりが、積極的に進められています。
町制80周年を記念し生まれた公式キャラクター。「志免」の地名が、宇美八幡宮(うみはちまんぐう)のしめ縄(なわ)が張られた土地に由来する説があることから、しめ飾(かざ)りの角を持つ
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