暑い季節に涼を求めるお出かけスポットとして、人気を集める「滝めぐり」。滝つぼ周辺は夏も涼やかで、気分をリフレッシュしてくれる癒やしの場として多くの人が足を運んでいます。
福岡県内には、観光ガイドに載っている名所からあまり知られていない穴場まで、たくさんの魅力的な滝が存在しています。今回は、そんな魅力的な滝の中からいくつかをご紹介します。
澄んだ滝つぼが美しい
鳴渕ダムの上流にある、篠栗耶馬渓(ささぐりやばけい)を象徴するような美しさの滝。五重の塔から水を落としたような風景からその名が付けられたといわれています。落差が大きく、澄んだ滝つぼに季節の移ろいが映し出される様子が楽しめます。
30メートルの落差が迫力満点
福智山を水源とする紫川の上流に位置する滝。一ノ滝から三ノ滝まで三つに分かれていて、北九州市内最大の30メートルの落差は圧巻。近づくと化粧も落ちるほどの勢いがある滝しぶきで、「素顔(すがお)」になるといういわれからその名が付けられた説もあります。渓流遊びのスポットとして人気です。
滝しぶきが気持ち良い
福智山北部の杉木立に囲まれた渓谷に流れる三つの滝。落差はそれほどないものの、滝しぶきに勢いがあるのが魅力。すぐ側の北九州国定公園内には、夏限定でオープンの「竜王峡キャンプ村」があり避暑地として親しまれています。
夏は天然流水プールも人気
筑後川に注ぐ巨瀬川(こせがわ)の源流に位置する調音の滝。滝を流れる水の音色の美しさが、「調音」の名前の由来といわれています。近隣には、調音の滝公園が整備され、夏には天然の流水プールも出現し、子どもたちの遊び場になっています。
自然が生み出す滝の造形美
寒い冬場でもわざわざ出かけてみたいと、自然愛好家の間で評判になっているのが「河原谷(ごうらだに)の大つらら」です。通称、難所ヶ滝(なんしょがたき)と呼ばれる渓谷を90分かけて登っていくと、見事なつららの景色に出会えます。寒気が強まる1月から2月限定の風景で、毎冬多くの人が訪れます。
河原谷の大つらら(難所ヶ滝)
※登山には、防寒対策やアイゼンなどの準備が必要です。
九州自然歩道福岡県内コースマップ配布中
福岡県では、四季折々の自然と触れ合い、多くの県民の方に安全かつ快適に九州自然歩道を利用していただけるように「九州自然歩道福岡県内コースマップ」を作成しました。今回紹介した竜王の滝、菅生の滝もコースマップの中で取り上げられています。県ホームページでも公開されています。
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/kyushusizenhodo-map.html
問い合わせ 福岡県自然環境課
電話092-643-3369 ファクス092-643-3357
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