一対一の攻防、
15人が連動する躍動感。
ラグビーワールドカップ2019日本大会まであと1年。
地元の選手たちがラグビーの魅力を語ります。
玄海ジュニア
ラグビークラブ
宗像サニックス
ブルース
サニックス玄海グラウンドを練習場に幼児から中学生までが所属するジュニアチーム。美しい自然環境の中、フェアプレー・ノーサイドの精神で元気に活動しています。
宗像市のグローバルアリーナをホームとし、ジャパンラグビートップリーグに参加するチーム。攻守において走り負けないチームは今シーズン、過去最高7位以上の成績を目指します。
杉浦敬宏(すぎうら たかひろ)選手
(愛知県出身)
主将・34歳 ポジション:プロップ
金堂礼(かなどう みち)選手
(福岡県出身)
26歳 ポジション:フランカー/No.8
山田大生(やまだ ひろき)選手
(福岡県出身)
22歳 ポジション:ウイング
福岡県ではジャパンラグビートップリーグのチームが身近にある上、幼児から参加できるジュニアチームが裾野を広げ、幼い頃からラグビーに親しむことができる環境が整っています。1年後に迫ったラグビーワールドカップ開催を前に、トップリーグ、ジュニアチームそれぞれの選手たちにラグビーの魅力や楽しみ方について語ってもらいました。
─ まずはラグビーを始めたきっかけを教えてください
杉浦:僕は中学生の頃はサッカーをしていましたが、高校に入る時体重が20キログラムくらい増え、それで重さを生かせるラグビー部に入りました(笑)。ラグビーは団体競技の中でも15人と人数が多く、体の大小に適したポジションが必ずあるのが魅力的でした。背の高い人はロック、低い人はスクラムハーフ、体の大きい人はプロップ。皆と一緒に何かをするというのも面白かったです。
金堂:僕は中学生の頃は野球をしていて、普段からすごく元気な様子を見ていた野球部の監督から、「ラグビーしたらいいよ」って言われたのがきっかけです。大学でラグビーをしていた兄の試合を見てみたら、激しく体をぶつけ合うのが新鮮で、やってみたいな、と思って高校から始めました。
山田:僕は幼稚園の頃から体がすごく大きかったんです。それで小学生の頃に母の知り合いから地元のジュニアチームを紹介され、体験に行ったらすごく面白かったので始めました。思いきり当たったり、タックルできるし。ジュニアの2人はどう?
今村:小さい頃は水泳をしていたんですけど、「他の人と違うことしたら」と親に言われて。始めたのは小2です。僕もタックルが好きで、最初は怖かったんですけど、走ってくる相手を止めてみたくて。タックルする機会が多いバックスのセンターをしたいです。
田淵:始めたのは幼稚園の頃です。兄がやっているのを見て面白そうで始めました。ラグビーの面白いところは全員でボールを運ぶところ。他にも、遠征して知らないチームと試合をしたり、試合の後に相手チームと仲良くなったりするのもすごく楽しいです。
─ 憧れの選手はいますか?
今村:サニックスの皆さんです。ジュニアの僕らはサニックスのファンクラブに入っていて、ホームの試合はほとんど見に行きます。
金堂:ラグビーを始めた時に、教育実習の先生として来ていた、今はNECグリーンロケッツで活躍する権𠀋太郎(けんじょう たろう)さんにラグビーのイロハを教えてもらって以来、すっかり憧れてしまって。まだ試合をしたことはないですが、ぜひぶつかってみたいです。
山田:ジョナ・ロムーというオールブラックス(ラグビーニュージーランド代表チームの愛称)の選手に憧れていました。誰も彼を止められないのが衝撃的でした。今は同じポジション、同じチームのカーン・ヘスケス。日本代表として南アフリカ大会でトライを決めた彼が憧れであり目標です。
─ 選手として、ラグビーのどこを見てもらいたいですか?
杉浦:見どころはたくさんあります。100キログラム以上ある選手のぶつかり合いや、相手をズバッと抜き去るスピード、トリッキーなパス。そんないろいろなプレーを見てもらいたいです。
山田:15人で試合をしている中で、ボールを持っている人は1人だけです。ボールを持っている人がどんなアタックをするのか。また、それを防ごうとする相手チームとの一対一の激しいぶつかり合い、その攻防を見てほしいです。生の迫力はすごいので、初めて見る人には選手がぶつかる時のバチーンと響く音も意識してほしいです。ラグビーならではの迫力ですから。
金堂:ラグビーには陣取り合戦の面もあって、チームがフィールドのどこにいるかで戦い方が変わってきます。そのチームが全体でやろうとしていることを見つけるのも面白いですよ。キックでどう敵陣を進んでいくとか、展開の速さも見どころだと思います。
─ ラグビーワールドカップの前に、ぜひ福岡で行われるトップリーグの試合も楽しみたいと思います。ありがとうございました。
同じ玄海グラウンドを練習場とする選手たち。ボールを回すだけで気持ちがつながるのもラグビーの魅力です
今回の対談に参加してくれた宗像サニックスブルースの選手たちが出場するトップリーグ公式戦が、ホームスタジアムである宗像市のグローバルアリーナで開催されます。目の前で繰り広げられる国内最高峰のラグビーを、ぜひその目で見て楽しんでください。
●10月6日(土曜)13時 vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ
●10月13日(土曜)13時 vs サントリーサンゴリアス
会場はいずれもグローバルアリーナ(宗像市吉留46-1)です。
問い合わせ 宗像サニックスブルースファンクラブ事務局
電話0940-62-3517 ファクス0940-62-3593
ラグビーワールドカップ2019日本大会で3試合が行われる福岡県では、アジア地域でのラグビーの普及拡大を目的として、国際イベントを開催します。マレーシア、スリランカ、マカオ、台湾などのアジア各国・地域をはじめ、大分県、長崎県の中学生とその指導者が、ラグビーや文化体験を通して国際交流を図ります。期間中は下記の日程・内容で参加者が交流を深めます。
日程・内容
●10月6日(土曜)…グローバルアリーナ(ラグビーの講習/トップリーグ観戦)
●10月7日(日曜)…春日公園球技場(ラグビーの交流大会)
●10月8日(月曜・祝日)…平和台陸上競技場(「福岡市・市民スポーツフェスタ2018」参加/地元交流/タグラグビー参加)
問い合わせ ラグビーワールドカップ2019福岡開催推進委員会事務局 電話092-643-7613 ファクス092-632-2011
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