140年以上の歴史を誇る
4つの取り組みで
外国人観光客をおもてなし
平成28年の調査によると通行量は1日約1万2千人、外国人観光客はアジア系が多く、半数は韓国人が占める
福岡市の中心部、博多リバレインとキャナルシティ博多を結ぶ川端通商店街。400メートルのアーケードに上川端商店街と川端中央商店街の2つの商店街があり、140年以上の歴史を誇ります。提灯(ちょうちん)、博多人形などを扱う老舗をはじめ、130軒を超える店舗が連なっています。4年前、両商店街が協力し、近年増加する外国人観光客を取り込むための対策を検討。外国人観光客にアンケートを実施した結果、商店街の認知度が低く、受け入れ環境が不十分であることが判明しました。
これらの課題に対応するためWi-Fi環境、多言語のマップ、ホームページ、案内看板の整備といった4つの取り組みを2年前から開始。商店街の認知度は少しずつ高まっているようです。
昨年のラグビーワールドカップでも、多くの外国人観光客が商店街を訪れました。「天神、博多、中洲の繁華街に隣接する地の利を生かして商店街の魅力を多くの人に発信していきたい」と川端中央商店街宣伝部の吉川和毅(よしかわ かずき)さん。その他にも夜の観光や買い物、体験などを楽しんでもらう「川端夜祭(かわばたよまつり)」を年2回開催しています。昨年10月に開催された夜祭では、地域の専門学生と連携し、企画を実施するなど、若い力も商店街に取り込んでいます。皆さんもぜひ川端通商店街へ。
多言語の案内看板には商店街の店舗だけでなく周辺の観光施設なども明記
「川端夜祭」は大にぎわい
久留米絣や博多織の着物から手拭い・風呂敷など身近な小物まで、和のスタイルを提案するセレクトショップ。店舗には多言語の説明書が並び、翻訳機を使いながら積極的にアプローチしている
約120年の歴史を持つ伝統的な手作り提灯店。3年前から始めたミニ提灯の絵付け体験(3000円)が人気。1時間ほどで好きな絵を描き、お土産にする外国人観光客が増えている
お店の売りである博多人形は60人ほどの作家の作品を取り扱い、サイズ・種類も多彩にそろえている。商品には多言語の説明書を添えて販売。500円で楽しめる博多人形ガチャも人気
所在地 福岡市博多区上川端町6-135
電話092-281-6223 ファクス092-281-6218
所在地 福岡市博多区上川端町9-178
電話092-281-0222 ファクス092-281-0222
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