福岡県立宇美商業高校の皆さん
宇美町では、「産み育てる町 宇美」を目指して、子育て家庭の状況に応じた支援を行うとともに、子どもたちのさまざまな体験活動を促進し、自ら学び考える力や思いやりの心、郷土の歴史や文化への誇りを育む取り組みに力を入れています。
育児相談や情報発信などを行う「子育て支援センター ゆうゆう」や、地域住民の交流の場である「地域交流センター うみ・みらい館」など、町ぐるみで子どもを見守り、育てる環境がある他、学校での課題研究授業などを通して、子どものたくましく主体的に生きる力を養っています。
これらの取り組みをさらに進めるため、今年、町の母子保健部門と子育て部門を教育委員会に編入。子育てと教育を切れ目なく総合的に支援する「宇美町こども教育総合支援センター うみハピネス」を拠点として、妊娠、出産から義務教育、社会教育に至るまでの一貫した支援を行う体制を整備しました。
宇美商業高校の生徒が課題研究授業の一環で地元の老舗 小林酒造と共同開発した甘酒と塩麹。甘酒は「スポーツの後にも飲みやすい」をコンセプトに試作を重ね、すっきりした飲み口に仕上げたオレンジ味とピーチ味の2種。塩麹は100周年に合わせ今年初めて作製に取り組んだ
うみハピネス内にある親子の交流の場であり、保育士と子育てサポーターが常駐。町に住む就学前の子どもとその家族が自由に遊ぶことができる
町民の交流と生涯学習の拠点施設。町立図書館や多目的ホールがあり、明るく開放的な空間となっている
宇美町は、1920(大正9)年10月に糟屋郡で初めて町制を施行した町で、今年10月に100周年を迎えます。この記念すべき大きな節目をお祝いするため、さまざまな記念事業を行っています。
宇美小学校6年生
町民から100日間のカウントダウン写真を募集。町のホームページで毎日更新している
町の花「ツクシシャクナゲ」と町の木「クスノキ」をイメージした100周年記念のシンボルマーク
町内で生まれた赤ちゃんの生後100日を祝いプレゼントされるシンボルマーク入り木製スプーン。子育ての町ならではの温かさを感じる贈り物
100周年を記念して製作したシンボルマーク入りのマンホールのふた。光正寺古墳そばに設置されている
宇美町は今年、町制施行から100周年という大きな節目を迎えました。「見つめようこの百年、うみ出そう次の百年。」のキャッチフレーズにあるように、私たちは、先人たちが築き上げてこられた歴史や文化を次の世代へ継承していく大切な役目を担っています。新型コロナウイルス感染症の拡大により、記念事業も大幅な見直しを余儀なくされましたが、ピンチをチャンスに変えるという発想で、町民の皆さまと共に町づくりを進めてまいります。
宇美町町長
木原忠(きはら ただし)
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