猫も人も。
共に暮らしやすい街に

(地域猫の目印:さくら耳とは?)間違えて何度も保護されないように、不妊去勢手術済の目印として、耳の先端を桜の花びらのようにカット。猫が痛くないように、麻酔が効いている間に施術します。
(地域猫の目印:さくら耳とは?)間違えて何度も保護されないように、不妊去勢手術済の目印として、耳の先端を桜の花びらのようにカット。猫が痛くないように、麻酔が効いている間に施術します。
地域猫活動は、地域にお住まいの活動を行おうとする住民(活動グループ)が主体となって行います。
活動のスタートは地域住民の理解を得てから。町内会や自治会などで、取り組みについて話し合いましょう。
飼い主のいない猫の数の把握、餌やりやトイレの場所など活動のルールや役割分担などを決めましょう。
飼い主のいない猫を保護し、動物病院で不妊去勢手術を実施。さくら耳にカットしたら、元の場所へ。
活動グループを中心に、餌やり、トイレの設置や清掃など。餌は置きっ放しにせず都度片付け。トイレも毎日清掃。
新しい飼い主探しや、捨て猫防止のための見回りなどを行います。回覧板などで地域住民にも活動状況を知らせましょう。
「地域猫」について
詳しくはこちら地域のつながりを生む活動
地域猫サポートびきにゃん
3年ほど前から急に地域に野良猫が増え、ゴミを荒らすなどして困っているという声が、自治会に寄せられるようになりました。筑紫野市の環境課に相談したところ「地域猫」の活動を知り、始めることに。地域猫として管理するようになってから被害はぐんと減り、17匹いた野良猫も現在6匹が地域猫として暮らすまでになりました。月数回の譲渡会や公民館で保護中の猫に触れ合ってもらう「びきにゃんカフェ」を行うなど、活動の周知にも努めています。餌やりや、譲渡会まで猫を預かるボランティアなど、それぞれが協力することで、地域のつながりも生まれてきたと感じています。
回覧板などを使って活動内容を発信
保護した猫は不妊去勢手術へ
公共の場で活動する場合は活動していることをお知らせ
さくら耳は不妊去勢手術の目印
猫好きも、猫に困っている人も
福岡県地域猫活動サポーター(※)
松田 真由美(まつだ まゆみ)さん
行政と連携し、地域猫活動の周知や相談に対する助言、野良猫の捕獲や手術のための補助を行う他、啓発活動の一環として講演会や譲渡会も開催しています。猫がかわいくて個人的に餌をあげることと、地域猫活動には大きな違いがあります。それは地域住民の理解が得られ、ルールに沿って活動できているかどうかです。地域猫活動は、地域で野良猫を適切に管理し、将来的に飼い主のいない猫を減らしていくことを目的としています。ふん尿被害など猫に困っている人のためにもなる、環境改善活動だということをぜひ知っていただきたいです。
※地域猫活動や猫に関する知識・経験が豊富な人を県が登録し、地域に派遣
餌やりは決められた場所で。餌や皿は都度持ち帰る
保護した猫の一部は譲渡会へ
トイレも設置。トイレの数は頭数+1個用意することが理想