秋色の福岡を見て
食べて味わう
レストラン列車

(写真上)磨き上げられた車体が、まるで宝石箱のような「ことこと列車」。豊かな自然の中を、季節の移り変わりを感じながらゆっくりと走る
(写真下)「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」(ザ レールキッチンチクゴ)の車体は、テーブルクロスをイメージ。おしゃれで愛らしく、どこを走っていても注目の的
(写真上)磨き上げられた車体が、まるで宝石箱のような「ことこと列車」。豊かな自然の中を、季節の移り変わりを感じながらゆっくりと走る
(写真下)「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」(ザ レールキッチンチクゴ)の車体は、テーブルクロスをイメージ。おしゃれで愛らしく、どこを走っていても注目の的
車両のデザインを担当したのは、JR九州の「ななつ星」や「或る列車」を手掛けた
工業デザイナーの水戸岡鋭治(みとおかえいじ)氏。天井のステンドグラスや大川組子が印象的
里山をコトコトとゆっくり走りながら、フレンチのコース料理を堪能できる「ことこと列車」。県外からの観光客はもちろん、「非日常のひとときを楽しみたい」と、県内や地元の人が乗車することも多いそう。
「アジアのベストレストラン50」※常連のフレンチレストラン「Goh」の福山剛(ふくやまたけし)シェフが監修する料理は、列車沿線の食材を取り入れて地産地消にこだわって作られたもの。
最高級の料理を味わえるだけでなく、景色の良い場所では速度を落とし、車窓の風景を堪能でき、また、駅で長めに停車して、駅舎の見学やマルシェでの買い物が楽しめることも通常の列車とは異なる魅力です。
約3時間20分の旅は、お腹も心も満たされてあっという間に感じるはずです。
※著名な料理人やフードライター、世界中を食べ歩く美食家による人気投票
メイン料理の器には、福岡県の伝統的工芸品「上野焼(あがのやき)」を使用しており、料理の内容は季節によって変わります
ゆったりとしたシートでくつろぎながら、非日常のひとときが楽しめる
列車は、日本の原風景ともいえる美しい里山の中を進む
平成筑豊鉄道
レストラン列車「ことこと列車」
一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは、落ち着いたインテリアで構成された車内。列車に乗っていることを忘れてしまいそうな雰囲気に驚かされる
西鉄大牟田線沿線の魅力を乗せて走る観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」。テーブルや椅子は大川の家具、八女の竹を使用した竹編みの天井や久留米の城島瓦の壁など、インテリアにはいたるところに沿線地域の伝統技術が盛り込まれています。自慢のコース料理は、地元福岡で人気のレストラン「Restaurant Sola」の吉武広樹(よしたけひろき)氏(フレンチ)、「Cernia」の畑亮太郎(はたりょうたろう)氏(イタリアン)、「Mahoro756」の井上誠(いのうえまこと)氏(和食フレンチ)の3名のシェフが、沿線地域の食材を活用しコラボレーションしたもの。どこか落ち着く家のような空間で、ここでしか味わえない料理と共に、特別なひとときが楽しめます。
コース料理の内容は季節ごとに変わるため、乗るたびに新たな楽しみがある
窯を中心とした大型キッチンを列車内に設置。出来たての温かい料理を楽しむことができる
目の前で車掌さんに切ってもらう切符は、旅のすてきな記念品に
列車内で購入できるオリジナルグッズが人気。キーホルダーの他、タンブラーやクリアファイルなど種類も豊富
人と人、人とモノ、人と体験をつなぎ地域を味わう旅列車。筑後の魅力を乗せて走る
西鉄観光列車
THE RAIL KITCHEN CHIKUGO