遠賀川沿いに田畑や工業地帯が並び、自然と共生する人と人とのつながりが見えてくる
石炭産業の発展とともに盛えた小竹町は、福岡県のほぼ中央に位置し、福岡市や北九州市都市圏へのアクセスが良好です。
町の中央を南北に貫いて流れる遠賀川や伸びやかに広がる田園風景など自然に恵まれています。
まちの規模の小ささが、人と人とのつながりをより濃く大きな魅力に変えてくれます。
神社仏閣が多く存在し、地域の信仰のあつさや歴史と神秘が息づくまちとしての魅力も再発見されています。
境内には100体ほどの地蔵がずらりと並ぶ。中でも注目は、木の陰にひっそりと横たわる身長40センチメートルの涅槃像(ねはんぞう)。左肘をつくポーズも珍しいといわれている。他にも寛永3(1626)年に遠賀川から引き上げられた六地蔵なども祭(まつ)られる
7月の第1日曜日に小竹町の南良津地区で行われる獅子舞。家内安全、五穀豊穣(ほうじょう)、無病息災などを祈る。獅子が各家庭を回り、笛や太鼓の音に合わせて舞いを披露する。小竹町文化財指定第2号
200年近く続いている奉納行事。四方八方から降り掛かる水を浴びながら勢いよく駆け抜ける姿は圧巻。小竹町文化財指定第3号
小竹町中央公民館のグラウンドに保存されているアメリカ製の機関車。全国に2台しかないといわれ、文化財としての評価も高い。貝島炭鉱が閉山するまで活躍していた
かつて宿場町として栄えた旧長崎街道沿いは、当時の面影が残る。「美しい日本の歩きたくなる道500選」にも選定されている
6世紀後半に築造された円墳横穴石室で、前後2室からなる複重構造。小竹町に現存する唯一の石室古墳で、小竹町文化財指定第1号
1389年に疫病が流行した際、山上のクスノキに霊光があり、村人がこれを祭ると、疫病が治まったという言い伝えがある
小竹町では、町外からの移住・定住の支援に力を入れています。
その一環として行われている「お試し居住体験」は、「こたけ創造舎」に一定期間宿泊し、町での暮らしを体験できるというものです。
体験者は、町内のイベントや懇親会などに参加することで、地域の人たちと仲良くなるきっかけにもなります。
こうした取り組みを通じて、町の魅力を町内外の若い世代へと伝え、移住・定住を促進しています。
町の花として親しまれているひまわり。あかぢ駅に展示されるひまわりの油絵をはじめ、地域の活力を象徴している
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