県議会の最近の取り組みについて、その一部を紹介します。
本年2月定例会において、予算特別委員会が設置され、平成28年度福岡県一般会計予算など20件の当初予算議案の審査を行いました。
審査に当たっては、二元代表制の趣旨を踏まえ、本県の緊要な課題について、多岐にわたって活発な議論が交わされました。審査の過程において議論された主なものは次のとおりです。
このほか、大規模災害時の避難拠点、虫歯予防対策の充実、高齢者虐待防止、動物愛護の推進と狂犬病予防対策、PCB廃棄物処理問題、障害者の生活支援、福岡県の海外向けPR、有害図書類の青少年規制における実効性担保、ニセ電話詐欺対策、指定暴力団の対立抗争の影響などさまざまな課題について、活発な質疑がありました。
議案審査終了後、付託を受けた20件の議案について採決を行い、いずれの議案も原案のとおり可決しました。
予算特別委員会審査風景(平成28年3月)
4月14日から連続して発生した地震により、熊本県において死者、負傷者、住家全半壊等の甚大な被害が発生しています。福岡県議会では、被災された皆さま方の生活を支援するため、県議会独自で見舞金を贈呈しました。
見舞金は、全ての議員が拠出し、県議会として取りまとめたもので、5月2日、井上忠敏議長が熊本県議会を訪問し、松田三郎議長にお見舞の言葉を述べるとともに、見舞金と見舞状を手渡しました。
松田議長は、「九州各県の議長から激励のご連絡をいただき、大変心強く感じています。本日は見舞金をいただき、感謝申し上げます」と述べられました。
松田議長(右)に見舞金を手渡す井上議長
平成28年5月20日に開かれた5月臨時会において、議長・副議長の選挙等が行われ、議会の新しい体制が発足しました。
議長
中尾 正幸(なかお まさゆき)
(会派名 自民党県議団)
昭和39年11月25日生
北九州市若松区中川町16番11号
平成15年4月
福岡県議会議員就任(4期)
平成28年5月
第66代福岡県議会議長就任
副議長
佐々木 徹(ささき とおる)
(会派名 民進党・県政県議団)
昭和33年1月28日生
福岡市東区青葉2丁目17番2号
平成15年4月
福岡県議会議員就任(4期)
平成28年5月
第78代福岡県議会副議長就任
第66代福岡県議会議長に推挙を賜り、身に余る光栄であり、身の引き締まる思いでございます。
もとより浅学非才な私でございますが、二元代表制の一翼を担う県議会の公正かつ円滑な運営に努め、ひいては福岡県政発展のために全力を尽くしてまいる所存でございます。
県民の皆さまのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
福岡県議会議長 中尾 正幸
エボラ出血熱や鳥インフルエンザ、ジカ熱など、人と動物に共通する感染症対策に関し協議する「第2回世界獣医師会ー世界医師会“One Health”に関する国際会議」について、4月8日、日本獣医師会の藏内勇夫会長(自民党県議団)と日本医師会の横倉義武会長は、小川洋知事、北橋健治北九州市長とともに県庁で共同記者会見を行いました。
藏内会長は、「日本獣医師会と日本医師会の協定の下に福岡から全国に広まった医師と獣医師の連携体制を、さらにアジア、世界に広げる機会にしたい」と述べ、横倉会長は「人獣共通感染症の世界的な流行が危惧されている。医師と獣医師が知を結集して対策を推進したい」と述べました。
本会議は本年11月10日、11日の2日間北九州市で開催されます。
左から北橋市長、藏内会長、横倉会長、小川知事
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