県内経済の動向 ( 経済指標速報版
)
−平成14年12月−
主な経済指標の概要
1貿易
輸出は、電気機器や鉄鋼が前年を大幅に上回って推移しており、アジア向けを中心に増加基調が続いている。
2生産
鉄鋼業は増産ペースが緩やかとなり、自動車も好調な操業が続いているものの足下では減少していることなどから、生産全体としては横ばいとなっている。
3消費
全体としては一進一退を続けている。
需要動向をみると、勤労者世帯消費支出は8か月ぶりに前年を下回っている。
販売動向をみると、百貨店販売額はこのところ弱い動きとなっており、スーパー販売額も低調に推移している。新車登録台数は、普通車が低調だが小型車が引き続き増加したことから総数では3か月連続で前年を上回っている。
4企業倒産
倒産件数は、このところほぼ前年を下回る水準で推移している。
5企業景況
大企業では改善の兆しがみられるものの、中小企業は依然として厳しく推移している。
6設備投資
輸送用機械など一部の業種では増加しているが、全体としては引き続き低調に推移している。
7住宅投資
持ち家や分譲住宅が前年を下回って推移しており、全体としても弱めの動きが続いている。
8公共投資
総じて低調に推移している。
9雇用
新規求人数が4か月連続で前年を上回るなど明るい兆しが窺えるものの、失業率は高水準で推移し厳しい状況が続いている。
10物価
消費者物価は低水準で推移している。
11金融
金融機関の貸付金残高は前年割れで推移している。
12 景気動向指数
一致指数は50%となっている。
先行指数は50%となっている。
参考
○ 株価は、11月下旬に日経平均で9200円台まで上昇した後、12中旬にかけて下落しこのところ8000円台半ばで推移している。
(12月20日現在 8406.88円)
○ 円相場(対米ドル)は、11月中旬から12月上旬にかけて下落した後、12月中旬にかけて上昇し、このところ概ね120円台から121円台で推移している。
(12月20日現在 120.86円)
○ 米国株価 NYダウ 12月20日現在 8511.32ドル
ナスダック 12月20日現在 1363.05